ドバイ

ドバイからアブダビへ!移動にはバスとタクシーどっちがおすすめ?

アラブ首長国連邦(UAE)へ旅行するとなると、ほとんど日本人が滞在するのはドバイだと思います。

でも、せっかくUAEまで来てアブダビへ行かないのは、と〜ってももったいない。豪華絢爛なモスクやルーブル美術館があるのは、アブダビだけ!ですからね。

正直言うと、ドバイのモスクは地味で拍子抜けの可能性大…。

 

ドバイからアブダビまでは、以下の4種類の移動方法があります。

① タクシー
② 無料シャトルバス
③ 長距離バス
④ オプショナルツアー

 

個人的に一番おすすめなのは、長距離バス!

本数も比較的多く、1時間半〜2時間で着くことが出来ます。

料金は片道でたったの 25ディルハム(≒750円)という、衝撃の安さ。

 

せっかくこのサイトに辿り着いたあなた!お得な長距離バスにチャレンジするのも悪くないですよ!

1 ドバイからアブダビへの移動方法を比較

ドバイからアブダビへ行く、移動方法4種類を簡単に比較してみました。

移動方法 所要時間 片道料金
1 タクシー 1時間半 250Dh(≒7,500円)
2 長距離バス 1時間半〜2時間 25Dh(≒750円)
3 無料シャトルバス 2時間15分 0円
4 オプショナルツアー 1時間半 9,000円〜
*往復 *アブダビ市内移動方法含む

 

長距離バスだと、タクシーの10分の1の料金に!

それぞれ注意するポイントや乗降場所が異なるので、詳しくご説明していきますね。

 

2 ドバイからアブダビへ、タクシーで行く方法

タクシーの利点は、なんといっても楽チンなところ!

ホテルからアブダビの観光地まで直接送ってくれるので、迷う心配はありません。

アブダビの観光地はそれぞれが離れているので、観光地まで直接送ってもらえるというのは結構大きなポイントだと思います。

 

移動時間は、平均1時間半

片道料金は、250Dh(≒7,500円)くらい。

 

オプショナルツアーだと、往復&アブダビでの移動込みで、9,000円位から。

楽さを求めるにしても、ちょっと割高かも?と思っちゃいますが、人数が多ければタクシーの方がお得な場合もあります。

 

3 ドバイからアブダビへ、長距離バスで行く方法

私の一番のおすすめは、長距離バス!

なんといっても安い。

シートも広めで快適ですし、バスの本数もかなり多い。

 

移動時間は、1時間半〜2時間

片道料金は、25Dh(≒750円)くらい。

 

乗り方も、想像するより難しくありません。

とはいえ、現地の乗り物は色々と不安な部分もあると思うので、丁寧に説明していきますね!

 

3.1 ドバイの長距離バス乗り場

アブダビ行きのバス。ドバイ側のバス乗り場は2つあります。

3.1.1 アル・グバイバ(Al Ghubaiba)バスステーション:E100

オールド・ドバイの方にあるバスステーション。

HISの最安プランでよく登場する「リビエラホテル」からは、メトロで20分、タクシーで15分くらいの距離です。

 

メトロのアル・グバイバ駅のすぐ近く。地上出口をでて徒歩1分。左前方のガソリンスタンドの向こうに見えるので、すぐに見つけられるでしょう。

通っているのはE100ライン。

 

ちなみに私は、こちらのアル・グバイバ バスステーションを利用しました!

 

3.1.2 イブン・バトゥータ(Ibn Batutta)バスステーション:E101

パームジュメイラの入口がある、ドバイマリーナ近辺のバスステーションです。

こちらもメトロのイブン・バトゥータ・モール駅から出て、すぐ目の前にバス停があります。大きなバスステーションなので、一目で見つけられます。

通っているバスは、E101ラインです。

ドバイのメトロは、2018年初め頃から、2020年に開催されるドバイEXPOのために大規模な工事が行われています。

そのため、2019年1月現在、メトロの終点はDMCC駅(旧ジュメイラ・レイク・タワー(Jumeirah lake tower)駅)になっています。イブン・バトゥータ駅までは、DMCC駅から無料シャトルバスが出ているので、それを利用してください。


3.2 ドバイ-アブダビバスの所要時間

ドバイ中心部から、アブダビ中心部へのルートはこんな感じの位置関係になります。

 

下の地図はドバイ中心部の地図ですが、アル・グバイバ駅とイブン・バトゥータ駅では、イブン・バトゥータの方がアブダビに近いのがお分かりいただけると思います。

 

そのため、どちらのバス停を利用するかで、ドバイからアブダビまでの所要時間も変わってきます。

・アル・グバイバから:2時間
・イブン・バトゥータから:1時間半

 

アル・グバイバから出発する場合、ドバイ市内を抜けていくため、朝の通勤ラッシュ時は渋滞に捕まり遅延することもあるそう。

メトロから見たら、6車線もある道路が渋滞してて驚愕しましたw

どちらのバス停を使うか迷ったら、イブン・バトゥータ駅を利用するのがイイみたいです。

 

ただし、アル・グバイバから出ているE100ラインの方が本数が1.5倍くらいあるので、出発時刻によってどちらのバス停かを使い分けるのもありですね。

 

3.3 ドバイ-アブダビバスの料金

バスの料金は25ディルハム(≒750円)。

その他に、ノルカード(Jgi nol)と呼ばれるドバイの交通系カードの料金、5ディルハム(≒150円)が必要です。

 

 

ノルカードには、レッド/シルバー/ゴールドの3種類がありますが、長距離バスで使用できるのは、シルバーかゴールドのみです。

ゴールドだと、メトロのゴールド専用エリアに乗車できるという特典がありますが、長距離バスにゴールド専用シートはないので、シルバーカードがあれば十分でしょう!

チャージして使うカードなので、メトロの利用等で既にカードを持っている場合は、ここで新たにノルカードを買う必要はありません。

 

私たちはメトロではレッドカードを使用していたので、ここでさらにシルバーカードを買い足す羽目に…(><;)

初めからシルバーカードを買っとけばよかった〜。

 

ノルカードは、アル・グバイバ・バスステーションでも購入可能です。


3.4 ドバイ-アブダビバスのチケットの買い方

ここでは、私が実際に利用した、アル・グバイバ・バスステーションでのチケット購入方法についてご説明します。

 

アル・グバイバ・バスステーションのチケット売り場は、メトロの駅からみてちょうど正反対の場所にあります。

1つの小屋に、窓口が4つ。さらにドバイらしく女性専用列があるので、女性はそちらを利用しましょう。

アブダビに行きたいと告げると「往復(come back)なのか?」と聞かれました。「come back!」と答えると、往復分がチャージされたシルバーのノルカードを渡されました。

往復料金 + カード代で、一人60ディルハム(≒1800円)。
帰りのカード代は必要ないから、55ディルハムでは…?なんか、多めにチャージされた??

 

ちなみに既にシルバーカードを持っている、かつ、十分にチャージがある場合は、わざわざチケット売り場に並ぶ必要はないそうです。

持っているシルバーカードを使って、そのままバスに乗れます。

 

3.5 ドバイ-アブダビバスの乗り方

アル・グバイバならE100、イブン・バトゥータならE101のバス停でバスを待ちます。

アル・グバイバ・バスステーションでは看板も標識も見当たらなかったので、そこらへんの係の人に直接どの列か聞きました。

比較的利用者が多いようで、朝10時ごろでも人が結構並んでいましたね〜。

 

バスに乗り込むと、入口のところにノルカードをタッチする機械がついています。そこへカードをタッチしてバスに乗り込みましょう。

下車の際は、カードをタッチする必要はありません。そのまま降りればOKです!

 

車内は自由席。前方が女性専用シート。

奥に行こうとした私たち(女2人)は、運転手さんに呼び戻されましたw でも、特に女性専用エリアとそれ以外のはっきりとした境界はありません。

 

バスの中では、飲食禁止!!2時間ずっと飲み物なしってのは少し辛い〜。ほとんどの人は寝て過ごしてましたね。

 

バスの中にはトイレがないので、事前にトイレに行くこと!寒さ対策のために長袖持参すること!も忘れずに(^^)

 


3.6 アブダビのバス乗り場

アブダビ側のバスステーションは3つ。

ですが、観光客は終点の一番大きいバスステーションを利用するのがベスト!

緑色の大きな建物で、メイン・バスターミナル、とか、セントラル・バスステーションとか呼ばれています。

 

長距離バス乗降場所のちょうど向かいには、Al Whada Mall (アルワダ・モール)があってちょっとした軽食を食べるのにも便利。

見ためはこじんまりとしてますが、奥に広い!!端から端まで、歩くと10分くらいかかってしまうので、なんの目星もつけずに彷徨うのは危険w

入ってすぐのエスカレーター/エレベーターを上がると、4・5階辺りに飲食店が集合してるので、食事目当ての場合はそこを利用するのがオススメです。

 

 

また、バスターミナルの正面入口からは、アブダビ市内バスも出ていて接続よし!

私はここからルーブル美術館へ、市内バスで向かいました。

 

ただ、アブダビ市内のバスは、ノルカードではなくハフィラットカードという別のカードが必要なので、お気をつけくださいね!!現金も使えません…(;;)

詳しくはこちらの記事をどうぞ!

アブダビバスの乗り方(ルーブルアブダビとグランドモスクへ市バスで行ってみた)2019年の初めにドバイからアブダビへ! 日帰りで訪問してきました。 長距離バスでアブダビまでたどり着いたのはよかっ...

 

3.7 ドバイ-アブダビバスの時刻表

基本的には

10〜30分おき
・行きの始発は5時ごろ
・帰りの終バスは0時ごろ
・木・金・土が少し本数少なめ

というのを、おさえておけばOK!

 

本数が多いので、詳しい時刻表は不要なんじゃないかなと思います。

 

 

心配な方は、RTA(ドバイ交通局)のHPから、時刻表のダウンロードもできますよ〜。

▶︎ RTA(ドバイ交通局)のHP


① PLAN your journeyをクリック

 


② Downloads for Service の Service Timetableをクリック

 


③ 100 か 101を入力して、submit

 


4 無料シャトルバス

長距離バスではなく、航空会社の無料シャトルバスで行く、という方法もありますね。

エミレーツ航空か、エティハド航空のエコノミーシート利用者のみが利用できるシャトルバスです。

 

移動時間は、平均2時間15分

料金は無料です。

 

エミレーツは利用の48時間前まで、エティハドは24時間前までに、旅行会社もしくは航空会社へ連絡が必要です。

 

本数は少なめですが、エミレーツかエティハドを利用しているなら、かなりお得なサービスだと思います^^♩

 

4.1 エミレーツ航空無料シャトルバスの乗降場所

 

ドバイ
乗車:ターミナル3到着ロビーの外
降車: ターミナル3出発ロビー

 

アブダビ
乗車/降車:エミレーツ・ダウンタウン・オフィス前 – ハリディヤ – コルニーシュ

詳しくはエミレーツ航空のHPをご覧ください。
▶︎ エミレーツ航空のHP

 

4.2 エティハド航空無料シャトルバスの乗降場所

 

アブダビ
乗車/降車:アブダビ空港

 

ドバイ
乗車/降車:エティハド・トラベル・モール

 

詳しくはエティハド航空のHPをご覧ください。
▶︎ エティハド航空のHP

 

5 オプショナルツアー

オプショナルツアーには、宿泊しているホテルから出発し、アブダビの主要な観光地を巡ってくれるバスツアーが沢山用意されています。

アブダビでの移動手段や、移動費を考えなくていいというのは嬉しいですよね!

ガイドさん付のプランが多いのも、ポイント高いです。

 

オプショナルツアーは、安いものから高級志向のものまで様々。

ツアーによって、立ち寄る観光場所が異なる印象です。アブダビルーブルや、フェラーリワールドは外からの写真撮影で済ませるプランも多いので、スケジュールはよく確認して選びましょう!

 

ツアーは、一番安いもので9,000円位から

送迎を含めて、9〜11.5時間のものが多いようです。

 

私がチェックしていたオプショナルツアーはこちら。

▶︎ドバイ発アブダビ観光ツアー

6 まとめ

ドバイからアブダビへの移動方法について、詳しくご説明してきました。

かなりボリュームがあったので、大事なポイントをまとめておきますね!

 

√ 長距離バスが、安くて便利
√ タクシーは予約いらず、自由、楽ちん
√ 本数は少ないけど、航空会社の無料シャトルバスもあり
√ 一番安心、自由度低めは、オプショナルツアー

 

ドバイからアブダビへは、どの移動方法を使っても約2時間。

結構遠いし、友達は乗り気だったけど、私はあんまり…だったんですよね。

でも、行ってみたら本当によかったです!

 

たまたまかもしれないですが、ドバイは靄がかってることが多くて…。砂漠地域特有の気候なのかな?と思っていました。

ところが、アブダビでは美しい、すんだ景色!これだけで気分が一気にカラッとするのを感じました。笑

 

そしてなんと言っても、シェイク・ザイード・グランドモスク!

ものすごく美しくて…規模も大きいし、これぞ石油大国だ!って、めちゃくちゃ感動しました♡

 

帰ってきてから知ったんですが、UAEは7つの首長国からなる連邦国家。

実際にオイルマネーで潤っているのは、首都のあるアブダビ首長国!ドバイ首長国ではほとんど石油はとれないんだそうです。

バージュ・カリファ建設中に資金が足りなくなって、アブダビの銀行からお金を借りたというのも、現地では有名なお話らしいです。

 

この記事が、アブダビ観光を予定している方の参考になれば幸いです。

以上、おしるこでした!