どうも、おしるこです。
あぁ…そろそろまた見たいな。視界の360°全てが星で埋め尽くされたあの星空を…
…なんて、写真や本やテレビでしか見たことがない光景が見れますよ!!
もくじ
1 テカポ湖はどこにあるの?
まず、国はニュージーランドという、オーストラリアの右側にある大きな島国で、テカポ湖は、ニュージーランド南島に位置します。
クライストチャーチとマウントクックという街の間にあり、クライストチャーチからはおおよそ車やバスで約3.5時間程の場所にあるテカポ湖村にある湖です。(だいたいクライストチャーチの左下辺りに位置しており、日本との時差は4時間。)
日本からのアクセスは、まずニュージーランド北島のオークランドに飛んで、そこからクライストチャーチに行き、バスかレンタカーでテカポまで移動といった感じになります。
テカポ湖村は、人口300~400人程の小さい村ですが、宿泊施設やスーパー、レストランなども揃っているので、施設的に困ることも無さそうです。
2 テカポ湖には、どんな魅力があるの?
2.1 ミルキーブルーに染まるテカポ湖
晴天の日にお目にかかれるミルキーブルーに染まる湖。
曇りの時などは、どこでも見られる澄んだ水色の湖ですが、日の光が湖に入り込むと、湖に少しミルクを溶かしたような独特なミルキーブルー色の湖が目の前に広がるのです。
どこでも見られる光景ではなく、周りの岩石が長い年月をかけて山の氷河とぶつかる事で、ロックフラワーと呼ばれる微粒子レベルに岩石が砕けたものが湖に混ざり合ってこそ見られる光景なのです。
↑時間帯によっては、こんな感じに見えます。
そもそも、水自体が赤い光を吸収しやすい性質があり、湖の全体が青く見えるという仕組みなのですが、この湖では、残った青い光が、更に湖に混ざり合った白い岩石の微粒子とぶつかって散乱することにより、元々の青色と白色が混ざったターコイズブルーの色として私たちの前に現れるのです。
そんな時間毎に姿を変えていく湖の風景を是非ゆっくりと時間をかけて眺めるのものいいかも知れません。
2.2 テカポ湖から見る満点の星空
既に知っている方からすれば、「テカポ湖」と聞いてピンとくるのは、湖そのものより、やはりこちらの方なのではという位、有名なスポットになっています。
このテカポ湖の醍醐味と言っても過言ではないのですが、ユネスコの国際ダークスカイ協会からも、最も美しいとされる「ゴールドティア」(ダークスカイ・リザーブ(星空保護区))として認定されている、見渡す限りの空を埋め尽くす程の星々が鑑賞できる世界遺産級の星空観賞スポットなのです!
3 テカポ湖の魅力についてもっと詳しく!
3.1 テカポ湖を臨む羊飼いの教会
テカポ湖とは切っても切り離せない存在となっている、1935年建造の石造りの教会です。
この教会は、もともとテカポ湖周辺の開拓者の為に建てられた小ぶりの教会で、教会内部も簡素な造りでとても可愛らしい教会です。
また、夜間は入ることはできませんが、17時(※)までは中に入ることも可能です。
(※季節により変動します。)
そして、この教会がなぜテカポ湖とは切っても切り離せない存在なのかと言うと、
この教会が”絶好の写真撮影スポット”だからなのです!
朝みても良し、昼も夜も良し、教会の外から見ても、中から見ても、まさに万能の写真撮影スポットなのです!
というのも、この教会はテカポ湖の湖畔にあるため、昼は教会と湖のセットで、夜は満天の星空をバックにした教会のセットで写真撮影すると、とても絵になるのです。
また、教会内部からは、祭壇の後ろ窓からテカポ湖と山々が一望出来るため、まるで額縁の中に入った絵画のような風景が見られます(※)。
※教会内部は撮影禁止ですので、写真撮影するときは、教会の外から望遠レンズを使って撮影に臨みましょう
ただ、日中はツアー客で混みあうため、ゆっくりした時間を楽しみたいのであれば、朝の早めの時間帯か、夕暮れ時の時間帯に行くのがおすすめです。
また、教会の傍には、ニュージーランド開拓時代の牧羊犬達の働きを称えて作られた「パウンダリー犬の像」もあるため、教会に行った際には是非称えに行ってあげてください♪
運が良ければ、ニュージーランドの春先(9月)に野生のウサギさんと巡り合うことが出来るかも知れませんよ♪
3.2 テカポ湖を臨むマウントジョン
マウントジョンは標高1031mの小さめの山ですが、山頂からはミルキーブルーに輝いたテカポ湖とテカポ湖村を一望できるパノラマの絶景が楽しめます♪
また、マウントジョンの頂上には、カフェ「Astro Cafe(アストロカフェ)」もあるため、寒い時期に行ってもカフェでゆっくりしながら、眼下に広がる絶景を見ることができます。
山頂へ行くには、ツアーで行くかレンタカーで行くかのどちらかになりますが、レンタカーで入山する場合は通行料が必要となります。(ふもとの登山道から徒歩で入るという手もありますが、片道で約45分程かかります。)
また、夜間は星空観賞ツアー参加者以外は入山不可となるため、基本的にはツアーがお勧め(後述)です。
3.3 テカポ湖で見られる季節限定の光景
ニュージランドの春(9~11月)には、白、ピンク、紫と鮮やかに咲き乱れるルピナスの花たちが、ミルキーブルーのテカポ湖と南アルプスの山々を更に綺麗に彩ってくれます。
この為、普段はただの野原が、日中も夜間も絶景のスポットと変貌するため、季節限定のルピナスの花と満点の星空が同時に写真に収める事が可能となります。
3.4 テカポ湖の有名レストラン
出典元:レストラン湖畔
テカポ湖に行ったら、是非有名レストラン「湖畔」に行ってみましょう。
日本では当たり前に出てきますが、実は海外だと珍しい生魚を使った「サーモン丼」が食べられるのです。しかも、地元で採れた良質のサーモンが盛り沢山でボリューム感もたっぷり!
このレストランは、日本人の方がオーナなので味付けもなども日本人の舌に合いそうです。また、スタッフの方も日本語がしゃべれる方が多いので、安心して入れます♪
ただ、このお店は超人気店なので、早めに向かうのがよいです。
混みすぎていたら、テイクアウトも出来るそうなので、テイクアウトして近くの湖畔で食べるのもいいかも知れませんね♪
3.5 テカポ湖のお土産屋
上で紹介したレストラン「湖畔」に隣接している「Aotea Gifts(アオテア・ギフト)」というお土産さんがあります。
品揃えも豊富なので、食事がてらお買い物をしてみるのもよさそうです。
また、ここのお土産では、「パウア貝(Paua shell)」のアクセサリーが、とても綺麗で人気が高いようです♪
3.6 テカポ川に架かる橋
出典元:マッケンジー
特別に歴史がある。とか、凄い有名!とかではないのですが、
町のメインストリートから羊飼いの教会に行く道すがらに通る橋で、とても景観もいいし、夜にはライトアップされるので、少し頭の片隅に残る程度にご紹介しておきますね♪
4 テカポ湖の星空(ゴールドティア)はどうやって誕生したのか
出典元:国際ダークスカイ協会
テカポ湖は、星空の保護活動を行っている「国際ダークスカイ協会」が、全世界でも三箇所しか認定されていない、最も美しいとされる「ゴールドティア」を獲得しています。
この「ゴールドティア」と認定されている事が、テカポ湖の星空が「世界一の星空」と呼ばれる所以でもありますが、これは、自治体が”光害”に注意を払い、街明かりによって星空が見えなくならないよう努力を続けてきた賜物でもあるのです。
そして、そんな努力の積み重ねの中に、日本人の小沢英之さんという方が大きく関わっているのですが、歴史の話になるので渋々ここでは割愛します…。
(っが、お伝えしたい事は、そんな素敵な星空を守るために、私たちも旅行に行くときは”光害”に注意して、楽しく皆で星空を眺めましょう。という事でした。)
5 テカポ湖で見れる星空
テカポ湖は南半球にあるため、北半球とは異なる南半球特有の星空を見ることができます。
南半球を代表する南十字星や、天の川銀河の外側に見られる大小マゼラン雲なども見られる事が有名ですが、日本でも冬の星座として名高いオリオン座が南半球では夏の星座として、日本で見るオリオン座とは逆向きに見えるなど、星座に興味がある人は楽しんで見られます。
また、”天の川”も外すわけにはいきません!
日本から見る天の川は北半球なので、少し地平線に掛かりような見え方になるのですが、このテカポ湖で見る天の川は違います!
ベストシーズンのテカポ湖では、地平線に少し掛かるような見え方ではなく、頭の真上に真っ直ぐと輝いて見えるのです!
これは絶対日本では見る事が出来ない光景なので、是非心の中の思い出に一枚シャッターを切ってあげてください♪
6 テカポ湖でみるオーロラ
既に満点の星空を見れることで頭が一杯になるでしょうが、テカポ湖では運が良ければ、更に!オーロラが見れることがあるのです!(最早、星空のオンパレード!)
実はニュージーランドは、南半球のオーロラ帯の端が重なっている為、オーロラを見ることが出来るのです。
また、南半球でみるオーロラは北半球で見るオーロラとは異なり、地平線にかかるようにオーロラが出現するため、満点の星空を見上げていると、地平線の代わりにオーロラが見れる素敵な光景に出会えるかも知れません。(贅沢すぎ!)
一年通してオーロラを見ることが出来ますが、極力チャンスを多くしたいのであれば、やはり狙い目は夜が長い冬になります。また、寒がりにとっては凄い朗報ですが、南半球にあるテカポ湖村は北半球のオーロラスポットほど寒くならないので、防寒対策もそこまで気にしなくていいのも嬉しいポイントです。(防寒対策自体は必要ですからね。)
満天の星空とオーロラの贅沢なセットを見たい方は、ニュージーランドの冬(6~8月)に行くのがおすすめです。
7 テカポ湖の日中/星空観賞ツアー
こちらを紹介しないわけにはいかないでしょう。
「ゴールドティア」の認定に大きく貢献された、小沢英之さんが運営するツアー会社(アース&スカイ社)の「日帰りツアー」と「ナイトツアー」です。
勿論、貢献されている事だけがお勧めする理由ではありません。
こちらのツアーでは日本人のツアーガイドが同行してくれるため、言葉に不安がある方には特に安心材料になるのではないでしょうか。
しかも星空観測に関する豊富な知識を持ったガイドさんが詳しく説明してくれるので、テカポ湖から見る世界一の星空をより楽しく、より詳しく知ることができるのです。
また、一般の人が持っていないような大型望遠鏡を使った星空観測ができるため、普段絶対に見れないような星々まで見れるのも魅力の一つです。
ただ、ニュージーランドの夏シーズン(12月~2月)中は、早めに予約しないと、すぐに埋まってしまいますので、事前の予約をお勧め致します。
8 テカポ湖のホテル
既にここまで読み進めて頂いた方は、なんとなく想像がついているかも知れませんが、どの季節も人気が高いので、基本的には競争率は“高い”と認識しておくといいかも知れません。
特にニュージーランドのベストシーズンである夏季(12月~2月)は、全体的に宿が予約しづらくなり、そこに新月の前後だと更に予約しづらいため、極力早めの予約を心がけたほうがいいです。
っといっても、必ず全部の宿が埋まるわけでもないので、心がける程度には注意を払っておきましょう♪
出典元:Booking.com出典元:Booking.com
出来るならば、ホテルの候補として「ペッパーズ・ブルーウォーター・リゾート」を一考に入れてみてください。外観も内観もゆったりと作りとなっているリゾートホテルで、メインストリートからも徒歩数分程のところにあるので、町にも出やすくとても便利です♪
窓からの眺めも最高♪朝食バイキングを食べながらゆっくりと湖をみるのもとてもいいかも知れません♪
9 テカポ湖の気候とか
基本的には、晴れの日はとても多く、なんと70%の確率で晴天です!(ひゃっほう♪)
ただ、晴天率70%と言っても、テカポが山間にあることもあり気候の変更はやはり付きもの。。
昼も夜も晴天かはまた別問題なのですが、それでも確率が高いというのは、とても嬉しい限りです。
また、全体的に乾燥しているので、星空観賞には最適なのですが、保湿ケアも同時に考えておくといいですね♪
でっ、これだけは計画時に必ず覚えておいてください。
季節は日本と逆
です。(日本が夏なら、ニュージランドは冬と言う事。)
10 テカポ湖で満点の星空を見るために?
10.1 テカポ湖には「新月」のタイミングに行こう!
満点の星空に出会うためには、可能な限り月明かりが少ない「新月」のタイミングを狙って行きましょう。
特に日本の都市部に住んでいる人は、夜でも「光」がある事が当たり前だと思いますが、「光」が本当にない場所での「新月」は本当に自分の足元さえ見えません。。
一番近い感覚は、明るい場所から急に暗い場所に移動した時のような感覚が近いです。
そんな中、上を見上げれば星々の光が少しずつ、徐々に見えてくるあの絶景はなんとも筆舌に堪えません。
10.2 テカポ湖の「新月」はいつ?
そこまで言うなら、「新月」のタイミング教えろ~。という方に、勿論お伝え致します。
ちなみに、テカポ湖はニュージーランドだから南半球だから「新月」と言っても日本の北半球と違うんじゃないのか?と疑問に思う方もいるかも知れませんが、「新月」(と「満月」)はどちらの半球でも同じ日に見れるので日本の情報を見ていれば問題ありません!北と南で異なるのは、三日月の様な、左右の違いが出てくるときだけでございます♪
11 テカポ湖に持っていくべきアイテム
11.1 一眼レフカメラ
既にお持ちの方や、星空撮影を既にしたことがある方達は、読み飛ばして頂いて問題ありません。
基本、初めて!と言う方向けの、一言アドバイスでしかないのですが、今時の一眼レフカメラであれば、ほとんどどれでも構いません。
お店の人に、『星空撮影したいんです!(&軽めで安めの!)』と言えば、その時々にあった商品を紹介してくれるはずなので。
11.2 三脚
これは、必ず持っていきましょう。
勿論、一眼レフカメラに装着できるもので♪足の長さとかはそこまで拘らなくても問題ありません。
11.3 防寒着
ニュージランドの冬の時期に行くのか、夏の時期に行くのかにもより、若干異なりますが、
基本的にそんなに厚手でなくても構いません。
っが、人により感じ方はそれぞれなのでそこらへんは微調整お願いします♪
11.4 心くばり
ライトや、携帯の液晶の明るさなどは、極力一番暗い設定になるように、また薄い布を被せるなど、自分自身が”光害”の発生源にならないように気を付けましょう。
いつも長々、最後まで読んで頂きありがとうございます♪