2019年7月7日放送の「世界の果てまでイッテQ!」では、イモトアヤコさんがイタリアのサルディーニャ島へ。古代から伝わるマグロ漁「マッタンツァ」に挑戦しました。
この記事では、旅慣れたイモトさんでも大興奮するマグロ漁の様子と、サルディーニャの美しい自然をご紹介します。
【出演者】
内村光良
手越祐也
宮川大輔
イモトアヤコ
いとうあさこ
1 サルディーニャ島ってどんなところ?
サルディーニャがあるのは、イタリアの西側。地中海に浮かぶ大きな島がサルディーニャ島です。イタリアのサルディーニャ州に位置していて、州都はカリアリ。
日本から行く場合は、ローマ経由でカリアリまで飛行機で行くコースが一般的。
世界中のセレブが集うヨーロッパでも有数のビーチリゾートです。
2 マグロ漁マッタンツァ
実はイタリア周辺の国々では、何千年も前からマグロが食べられていたって知っていましたか?
オイル漬けやカラスミなど加工場もあり、初めてマグロ缶を作ったのは、イタリアのFrolio社(フローリオ社)だと言われています。
この地域で古代から行われてきたマグロ漁がマッタンツァ。
その歴史は500年におよびます。
5〜6月ごろのマグロは、大西洋から地中海へ回遊してきます。
マグロたちは毎年同じポイントを通るため、マッタンツァはその時期を狙ってマグロを一網打尽にします!
マッタンツァのために、漁師たちはなんと2ヶ月前から全長4キロにもわたる網を仕掛けておきます。
マッタンツァ当日は、ダイバーがマグロたちをこの網の方へ追い込んでいき、船のある方向へ追い詰めます。
最後、船の近くまでマグロを追い込んだところで、網を引っ張りあげマグロを引き上げます。
最後は、海面に引き上げられ、息ができなくて苦しんでいるマグロをモリでついて仕留めます。
追い込まれたマグロの群れと人間が、「死の部屋」と呼ばれる網の中で、血みどろになって戦う様子はかなりショッキング!
以前は、マグロとの戦いで、命を落とす人がいたとも言われています。
実は、マッタンツァという名前は、スペイン語で「殺す」という意味の「matar」が語源とも言われています。強烈ですね。
最近ではマグロの量が減ってしまったたため、めったに行われることの無くなってしまったマッタンツァ。多くても年に1、2回しか見られなくなってしまったそうです。
現在は地元でもお祭り的な位置付けになっているそうですが、昔から伝わる文化遺産的な存在なので、続いていってほしいですね。
とられたマグロのほとんどは日本へ送られるんだとか。
イタリア・サルディーニャのマッタンツァは、私たち日本人ともゆかりのある文化なんですね!
今回イモトさんはサルディーニャ島でマッタンツァに参加しましたが、マッタンツァが一番有名なのはシチリア島のトラーパニのようです。
イモトさんが訪れたのは、ポルトスクーゾという場所でした。
3 サルディーニャの飾りパン
サルディーニャには、マッタンツァ以外にも独自の文化が育まれています。
その中でも有名なのが、こちらの飾りパン。
元々は小麦の豊作祈願として生まれたこのパンは、細部まで全て手作業で作られています。
しかも驚くべきはその作成スピード。この細かさの細工をお母さんたちがあっという間に作っていました。
4 サルディーニャの裸足ダンス
もう一つ、サルディーニャの伝統的なダンスがこちら。
サルディーニャ島の中でも、カブラス地方と呼ばれる地域のダンスです。
男性たちは頭の上にグラスを乗せていて、これを落とさないように踊るそうです。
グラスを頭に乗せて踊ることで、男性は自分がどれだけ安定した男かということをアピールするんだそう。
5 まとめ
マグロ漁の迫力はものすごかったですね!
私たち一般人が参加するのは難しいですが、観光客が見学することはできるそうなので、一生に一度は生で見てみたいです。
以上、おしるこでした!