あぁ〜、私ってばベトナムに来たんだな〜。
そう一番強く感じる瞬間は、異様なほどカラフルなデザインのマスクをした人を見かけた時…かもしれない。
というわけで、今回は、ベトナムで見かけるカラフルなマスクの秘密と、そのお値段に迫っていきたいと思います!
もくじ
1 なぜベトナム人はマスクをしているの?
ベトナムの観光名物といってもいいのが、大量のオートバイで混み合う朝と夕方の通勤ラッシュ。
その時間帯になると、もの凄い数のオートバイが道路を占領して、2人乗り、3人乗りも当たり前!雨の日でも、カッパを被ってオートバイで移動する姿がみられます。
そんなベトナムの人々の口元をカラフルに彩っているのが、大きな布製マスク。
日本でもマスク人口は年々増えてはいますが、ベトナムのその比ではないでしょう。
でもベトナムでは、あっちを見ても、こっちを見ても、誰もがマスクをしています。
なぜベトナムではこんなにマスクが流行しているんでしょうか?
1.1 空気汚染対策
一番の理由は、やはり空気汚染対策。
ベトナムの大都市では、しばらく前から空気汚染が問題になっており、私が訪れた首都ハノイも2016年に「世界ワースト2位」と発表されています。
東南アジアの都市圏では、安価に購入できるオートバイで出勤・通学するケースが多く、それによる排ガスがもの凄いです。
バスや電車の公共交通機関もあるにはありますが、基本的には長距離用。日常的に使うものではないんだそうです。
画像:foods
また、建築による砂ぼこりや粉じんも侮れません。ハノイには古い建物がまだまだ多く、街のあちこちで立て直し中の建築物を見かけます。
特に乾季は空気が乾燥しているため、粉じんも飛び散り放題。どんよりと曇った茶色い空を見て、空気の汚れが心配になるほどなんだとか。
そんな空気汚染に対抗すべく、こんなに大勢の人が日常的にマスクを使用しているんですね。
日本ではマスクというと、真っ白な使い捨てが多いですが、ベトナムでの主流はカラフルな布製マスク。なんだか、ベトナムの人たちのフレンドリーな人柄が、マスクの柄に表れているような気がして、ちょっぴり和んでしまうのは私だけでしょうか?笑
画像:remotegaijin
でも、ただの布製のため、粉じんやチリのような大きな粒子は防げても、PM2.5のような細かい粒子を防ぐことは出来ないそう。
ベトナムでも日本のような高性能マスクが流行る日が、近い将来に訪れるのかもしれませんね。
1.2 日焼け防止
画像:vnexpress
実はベトナム女性がマスクをする理由は、空気汚染の他にもあるようです。
それは、日焼けの防止!
東南アジアの人はあまり日焼けを気にせず、無頓着な印象がありますが、実はそんなことないんです。
街中では、暑くても、長袖や肘上まである手袋をして、日焼け対策バッチリのベトナム女性をよく見かけます。
画像:vnexpress
ベトナムでは、日本と同じで色白の女性は美しいという文化があり、美容を気にする女性ほど日焼けを嫌います。
また、日焼けをしている人=農家の人=田舎の人というイメージがあるそうで、都会的でお金があるように見られたい、という意味からも、色白を目指す女性が多いそうです。
ベトナムのマスクが、全体的に大きくて、すっぽり顔を覆うような形状をしている理由も頷けますね。ベトナムマスクなら、顔の半分以上が隠れちゃいますもん!
2 ベトナム(ハノイ)でマスクを買ってみた!
ベトナム人にとっては実用性メインのマスクですが、私たち観光客から見ると、カラフルで意外性にあふれたベトナムのマスクはお土産としても優秀。
私も自分用のお土産として購入してみました!
2.1 買った場所:ABC market place
画像:ベアーズ・ライフ
私がマスクを購入したのは、観光客向けのハノイのお土産やさん。
HISのハロン湾ツアーの途中で立ち寄った「ABC market place」で購入しました。
マスクの種類は沢山あって、色違い、サイズ違い、革っぽい生地のものなど、かなり色々ある中から選ぶことが出来ました。街中で売っているものに比べると、少しおとなし目の柄が多く、個人的には選びやすかったです。
ただ観光客向けのお店のため、街中で買うよりはちょっと割高!
このお店では他にも刺繍製品や、縫製類、ベトナムコーヒーなどが売られていました。
他にも、
・ドンスアン市場
・ナイトマーケット
・ハンダオ通りのオートバイのストリートベンダー
などでマスクを売っているのを見かけました。結構、色んなところで売っています。
はじめはナイトマーケットで買おうと思ってたんですが、売り子のおばちゃんの押しが強くて、怖くて逃げてきちゃったんですよね。笑
ちなみに、オートバイで売っているものは、砂ぼこりに晒された状態で売られているため、一回洗ってから使いましょうね!
2.2 素材
私が購入したマスクは、よくみかける普通の布製。
子供の頃、親が作ってくれたお道具箱入れの生地に似ています。笑
裏を見てみると、メッシュの素材がつけられていて、なんとなく息が吸いやすいような…?
口先がツンととがっている、この形も特徴的ですよね。
メッシュのおかげなのか、尖った口先のおかげなのか、口元の汚れは移りづらい気がします。
けっこう厚手なのて、保湿力は抜群です。
耳にかけるゴムはかなりしっかりめ。
あまり長時間かけると、私の場合は耳が痛くなってしまうので、ずっとつけるのには適していないような気がします。
ただ日本のマスクより、ゴムが太めなところは好きですね。
2.3 値段
画像:imgrum
私がこのマスクを買った時の値段は、70,000ベトナムドン(約300円)でした。
買った場所が、観光客向けのショッピングセンターだったので、通常の価格よりかなり割高でした。
そんな気はしてたんですけどね…!カードも使えて、楽だったから買っちゃいました。
帰ってきてから調べてみたところ、ナイトマーケットやストリートベンダー(路上で自転車やバイクで売っているお店)で買った場合は、20,000ベトナムドン(約190円)くらいで購入できたみたいです。
どこで買っても品質が大きく変わるようには見えなかったので、これから行かれる方はナイトマーケットなどでの購入をお勧めします。
私も次はがんばって、ストリートベンダーにチャレンジしてみよう…!
3 まとめ
実際に私がベトナムで購入したマスクですが、今でも旅行のお供として活躍してくれてます!
飛行機やバスでの長時間移動の時など、顔がすっぽり隠れるし、喉の保湿にちょうどいいんですよね。洗って何度も使えるのも嬉しいポイントです。
価格もかなり安いので、身近な人へのお土産にもぴったりなんじゃないでしょうか?
ベトナムに行った際は、ぜひベトナム特有の可愛いマスクを実際に購入してみてください。
以上、おしるこでした!