ベトナム

ベトナムで見つけたバインセオのオススメ店!

前回、ベトナム料理の「バインミー」についてご紹介させて頂きましたが、今回は、これまた美味しいベトナム料理の「バインセオ」についてご紹介していきます!

勿論、『そもそも「バインセオ」って何?』という事からオススメのお店まできっちりご紹介していきますので、気になるところからどんどん見ていってください♪

1 ベトナムのバインセオとは?

1.1 ベトナムの家庭の味・バインセオ

https://www.instagram.com/p/B1nkOlHHq1G/

日本でも大人気のベトナム料理といえばフォーやバインミーですよね。

そして新しく注目を浴びているのがもう一品のベトナムの味、バインセオです。

バインセオは「ベトナム風お好み焼き」または「ベトナム風クレープ」と呼ばれるベトナム料理で、主にベトナムの南部で食べられています。

英語表記だと「Vietnamese Crepes(ベトナム・パンケーキ)」となっている場所も多くあります。

ちなみに、バインとはパンのことを指し、セオとは生地が熱い鉄板の上に置かれた時のジュー!という音を指しています。

同じ東南アジアに属し、ベトナムの近隣諸国であるカンボジアやタイにも呼び名を変えた同じ料理が存在します。

特にタイのバインセオはタイ独自の進化を遂げ、ココナッツ、豆腐、パクチー、大根の漬物、落花生などが一緒に食されています。(タイのバインセオも気になりますね!)

1.2 バインセオの基本情報(主な具材/味付け/カロリー)

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ベトナムのバインセオの特徴は、その黄色くて薄い生地です。
米粉をココナッツミルクをベースにした生地にターメリックが混ぜられ、黄色になっています。

大きなフライパンや鉄板で薄く焼き上げ、様々な具を巻いて食べます。

1.2.1 バインセオの主な具材

□豚肉
□もやし
□緑豆
□海老
□鶏肉
□キノコ
□玉ねぎ
□香草(ミント、ドクダミなど)
など。

1.2.2 バインセオの主な味付け

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□ヌクチャム(ナンプラー、砂糖、ベトナムのライム、酢、唐辛子、ニンニクから出来た調味料)
※このヌクチャムは、春巻きなど他のベトナム料理にも幅広く使われる調味料です。

焼き上がったバインセオを一口大にちぎり、サニーレタスなどの葉もの野菜で包んでヌクチャムにつけて食べます。

1.2.3 バインセオのカロリー

バインセオの基本的なカロリーは350キロカロリーと言われています。

日本のお好み焼きが500~550キロカロリーとされているので、それに比べるととてもヘルシーな食べ物だということがわかりますね。

バインセオを注文すると出される野菜が基本的には食べ放題なので、野菜をたっぷり食べたい方におすすめのベトナム料理です。

一般サイズのものであれば、女性でもペロリと食べられます。

2 バインセオのおすすめ具材組み合わせ

基本的にバインセオはたくさんある食材の中から自分の好みでチョイスして生地に巻いて食べるスタイルで量も自分で調節可能ですが、バインセオ専門店などではメニューを見ながら注文するところもあります。

このため、具材は組み合わせる事ができるので、ある意味無限の味のバリエーションが楽しめる事になりますが、多すぎて困ってしまうという方向けに、私がおすすめするバインセオの具材の組み合わせパターンをお伝えします。

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□もやしと緑豆
ヘルシーな野菜のバインセオ。ベジタリアンはもちろん、ダイエット中の方や野菜が足りてないなと感じる方にもおすすめ。

□海老と豚肉
海老の出汁がジューシーな豚肉とたっぷりのモヤシと絡んで絶品の美味しさです。

□海老とイカ
海の幸を存分に味わえるバインミー です。これもモヤシをたくさん入れて食べ応え満点です。

□ミックス
海老、イカ、キノコ、豚肉、モヤシ、その他野菜がたっぷり入ったミックスバインセオは、バインセオが初めてならまずは食べておきたい組み合わせです。その場合は一枚からの注文になるので、多そうな場合は軽めの具を選ぶと良いでしょう。

3 ベトナムでのバインセオ注文方法

3.1 ローカル店でのバインセオ注文方法

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ベトナムには多くのローカルレストラン、屋台でバインセオを注文できます。
ローカル店でバインセオを注文すると、勝手に以下のようなセットが出されます。
(ある意味考えなくていいのかしら…)

<バインセオ基本セット>
□バインセオの生地(モヤシ、海老が既に中に入っている場合もあります。)
□ライスペーパー
□豚のつくね(串に刺さっている)
□ナムル
□香草
□キュウリや青パパイヤ
□ヌクチャム

バインセオは、人数分が出されます。そして、豚のつくねは食べると料金が加算されますが(1本5400ドン(25円ほど)、食べ残しても大丈夫)、その他の具は食べ放題、無料です。

野菜がなくなると店員さんが追加で持ってきてくれる事が殆どです。

以上が一般的なローカルバインセオ店のスタイルで、基本的な値段は60000ドン(275円ほど)です。

3.2 専門店でのバインセオ注文方法

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バインセオの専門店で注文する場合は、他のファーストレストラン同様、メニューから好きな具が入ったバインセオを選んで注文しましょう。

バインセオ専門店の一般的なものと、特徴ある具材の値段の相場はこのような感じです。

□ミックスバインセオ(一般的なバインセオ)→80000ドン(370円ほど)
□タケノコとアヒルのバインセオ→95000ドン(440円ほど)
□ココナッツのバインセオ→80000ドン(370円ほど)

など。

ローカルのお店に比べるとやや高めになりますが、様々な味のバインセオを食べることが出来ます。

どちらの場合でも、食べ終わったら店員さんに「チェック」と伝えるとテーブルでお会計をしてくれるお店が殆どです。ベトナム語や英語がわからなくても、紙に値段を書いてくれたり、電卓で数字を見せてくれたりするので心配は要りません。

4 ベトナムのバインセオ・おすすめのお店

4.1 バインセオ46A

創業1945年というバトナムはホーチミンの老舗中の老舗です。

バインセオ一筋のお店で、ベトナムのガイドブックには必ず載っていると言っても過言ではない有名なお店です。

お店は半分外というカジュアルなスタイルで、人気店とあり店内は大体の時間で混み合っています。

メニューは写真付きかつ英語表記があるため、観光客でもわかりやすく注文も簡単です。
おすすめメニューは定番のレギュラーサイズ・バインセオ(80000ドン・370円ほど)です。

小さな海老とポークが入っており、代表的なバインセオの美味しさを堪能できます。

また、エクストラサイズのバインセオ(135000ドン・645円ほど)はボリューム満点です。直径約25センチかつ皮も厚く、大きなエビにポークがたっぷり、さらに卵まで入っています。

お腹がペコペコだったら思いっきりバインセオを楽しんでもよし、友達や家族とシェアしてもよしの食べ応えあるバインセオです。

レギュラーバインセオのカロリーは400キロカロリー程度で、野菜とお肉をバランスよく食べることが出来ます。エクストラバインセオのカロリーは500キロカロリー程度で、たくさん歩く観光前にはピッタリです。

<バインセオ46Aの基本情報>
Banh Xeo 46A
営業時間:10:00am~14:00pm、16:00am~21:00pm (月曜日~日曜日)
休業日:不定期

※ベトナム・ホーチミンの観光名所である統一会堂から車で7分ほどの距離です。

3.2 バインセオ・バーユン

こちらはベトナムはダナンで評判のバインセオ屋さんです。

ローカル食堂ですが店内は比較的清潔に保たれており、地元の人や観光客で賑わっています。

お昼時には行列ができるほどです。

英語のメニューも用意されていますが、何も言わずに席につくと人数分のバインセオセット(20000ドン・95円ほど~)が勝手に運ばれてきます。

このお店の売りは、バインセオにプラスして出てくる豚のつくね(一本プラス5400ドン・25円ほど)です。

バインセオを付けて食べる調味料・ヌクチャムは、基本的には甘辛い味付けですが、この豚のつくねはピリリと辛い胡椒の味が効いており、ヌクチャムとの相性バッチリです。

バインセオでこの豚のつくねを巻いて、ヌクチャムに付けて食べてみてください。

基本のバインセオセットのカロリーは300キロカロリー程度ととってもヘルシーです。

<バインセオ・バーユンの基本情報>
Banh Xeo BA DUONG
公式HP:バインセオ・バーユン
営業時間:10:00am~21:00pm(月曜日~日曜日)
休業日:不定期

公式ウェブサイトはベトナム語になっており、パソコンや携帯端末で翻訳機能など使えない場合はトリップアドバイザーを参考にすると便利です。

少しわかりにくい場所にあるため、タクシー等で行かれる場合には「Banh Xeo BA DUONG」という文字をドライバーさんに見せてあげましょう。

少し暗い道かつ人通り、バイク通りも多い道にあるので、夜に行く場合は、特に持ち物に気を配って歩きましょう。

黄色い看板が目印です。

※また、バインセオ以外のメニューを頼みたい方はメニューを見ながら指を差して店員さんにオーダーしましょう。

3.3 バインセオ・アンラギン

こちらはバトナム国内で次々の支店を増やしているバインセオ専門店です。

綺麗な店内で、ローカルの雰囲気や衛生面が心配な方は、綺麗なこのお店がおすすめです。

バインセオのメニューは12種類ほどあり、他のお店では味わえないこのようなバインセオが楽しめます。

https://www.instagram.com/p/Bgaeo7kn0O7/

□ミックスきのこのバインセオ
カロリーは400キロカロリーほど
(小)71000ドン・330円ほど (大)105000ドン・490円ほど

□ココナッツとシーフードのバインセオ
カロリーは450キロカロリーほど
(小)69000ドン・320円ほど (大)103000ドン・480円ほど

<バインセオ・アンラギンの基本情報>
Banh Xeo An La Ghien
公式HP:バインセオ・アンラギン
営業時間:10:00am~22:00pm(月曜日~日曜日)
休業日:不定期

公式ウェブサイトはベトナム語になっており、パソコンや携帯端末で翻訳機能など使えない場合はトリップアドバイザーを参考にすると便利です。

一番行きやすい場所は、ホーチミンの観光名所であり大規模市場であるベンタイン市場から車で5分のところです。注文は21:30pmまでなので注意しましょう。

4 ベトナム・バインセオ屋さんでの注意点

4.1 バインセオの辛さ

https://www.instagram.com/p/B4cHsNoACBY/

他の東南アジアの国々と同様に、ベトナムの人も辛いものが大好きです。しかしその加減は、日本人には辛すぎることもあります。

辛いのが苦手な方は、バインセオを付ける調味料・ヌクチャムの中に入っている唐辛子を減らして味を調節するか、辛さ控えめのナンプラーとピーナッツで出来た茶色いソースに付けて食べるのもおすすめです。

このソースもバインセオを注文した際にテーブルに出してくれます。

注文をする時にヌクチャムを指さしながら「No spicy」などと伝えて、チリを入れないでもらうようにお願いするのも良いでしょう。

また、香草が苦手な方も要注意です。特にドクダミの味は癖が強いので、少しずつ試してみましょう。

4.2 お店の定休日や営業時間

こちらも他の東南アジアの国々と同様、基本的には毎日営業しているバインセオ屋さんでも、オーナーさんの都合次第で突然のお休みに入ってしまうお店もあります。

特にベトナムの祝祭日付近はお店をお休みとするオーナーさんも多いので要注意です。

また、営業時間に関しても、日本のようにキッチリしているところは少なく、定時されている営業時間より遅くオープンしたり、早く閉まってしまったり、はたまた早めにオープンしていたりする場合もありますので、その点は心得ておきましょう。

4.3 衛生面

https://www.instagram.com/p/B4qs9jgnrwQ/

バインセオ専門店やローカルレストランでも行列が出来るようなお店は衛生面も管理されている場合が殆どですが、ベトナムも街中にある何気ないローカルレストランでは、衛生状態が良くない場合もあります。

ベトナムは年中暑い国ですので、ローカルレストランの雰囲気、周辺を良く見て、あまり衛生状態が良さそうでない場合は、無理せず綺麗なお店を選んでバインセオを楽しみましょう。

5 まとめ

ヘルシーなベトナムのお好み焼き、バインセオ。

たくさん野菜が食べられるうえに自分で具材を入れられたり、味付けも調節できるので、初めてのベトナム旅をされる方にもおすすめのローカルフードです。

ベトナムの人々の食べ方を覗き見ながらお好みの具をくるっと巻いて、野菜、きのこ、シーフード、お肉などベトナムの味を思いっきり楽しみましょう!