常夏のリゾート地として知られるグアム島。
日本からも飛行機で3時間半ととても行きやすい位置にあります。
時差も少なく、お子様連れでの家族旅行や新婚旅行、年配の方まで、年代問わずに親しまれている常夏の国です。
今回は、日本人にとって身近なリゾート地・グアム観光の際に便利な赤いシャトルバスについてご紹介します。
もくじ
1 グアムの赤いシャトルバスとは?
【出典:アイランドタイム】
1.1 ラムラムトロリーとも呼ばれる赤いシャトルバス
グアムの赤いシャトルバスは、チケットを購入すれば誰でも利用できる、グアムでとっても便利な移動手段です。
ホテルロードの往復だけでなく、人気の観光地やショッピングスポットにも、赤いシャトルバスを利用すれば簡単に行くことができます。
別名ラムラムトロリーとも呼ばれていて、今ではアプリなどを使って乗ることもできるんです!
1.2 レアレアトロリーとの違いは?
【出典:HIS海外オプショナルツアー】
グアムには、赤いシャトルバス以外にもレアレアトロリーと呼ばれるバスも走っています。
レアレアトロリーは白い外観で、ほぼ赤いシャトルと同じ路線を走っているのですが、ちょっとだけ違いがあります。
●レアレアトロリーのメリット
・冷房がよく効いている
・比較的空いている
・スーツケースなど大きな荷物が載せられる
・走っている本数が比較的多い
・アプリで位置を追跡することができる
・場合によっては赤いシャトルバスより安い
・座席が濡れた水着でも座れる
●レアレアトロリーのデメリット
・とても揺れる
・アプリで位置情報がわかるものの、不鮮明な場合も
・乗り場所やルートがちょっぴり難しい
・チケットを買える場所が限られている
・チケットを前もって購入しておかないと乗ることができない
・車内wi-fiはHISツアーの参加者しか利用することができない
レアレアトロリー、実はもともとHISのツアーに参加している人向けのもの。
そのため、参加していなくても乗ることができるのですが、いろいろと制限があるんですね。
赤いシャトルバスは、そういった点では誰でも気軽に利用しやすいというのが1番のメリットです。
2 グアムの赤いシャトルバス・運行状況
【出典:Guam-tabi】
ここでは、赤いシャトルの詳しい運行路線図と時刻表をご紹介します。
2.1 タモンシャトル
タモンシャトルは主要ホテルとショッピングモールを結ぶ路線です。
■グアムプレミアムアウトレット行き(南廻り)停車駅
マイクロネシアモール
↓
パシフィックプレイス
↓
ザ・ビーチ
↓
ホテルニッコーグアム
↓
ロッテホテルグアム
↓
ウエスティン前
↓
アウトリガー/ザ・プラザ前
↓
サンドキャッスル/ハイアットリージェンシー前
↓
タモンサンズプラザ向かい/タモンベイセンター前
↓
ホリデーリゾート/フィエスタリゾート前
↓
パシフィックアイランドクラブ前
↓
イパオビーチ/GVB前
↓
ヒルトングアム
↓
シェラトンラグーナグアムリゾート
↓
オンワードビーチリゾート
↓
グアムプレミアムアウトレット(GPO)
始発
パシフィックプレイス→9:23am発
※マイクロネシアモール、ザ・ビーチには停車せず
最終
マイクロネシアモール→9:00pm発
※GOPには停車せず
■マイクロネシアモール行き(北廻り)停車駅
グアムプレミアアウトレット(GPO)
↓
オンワードビーチリゾート
↓
シェラトンラグーナグアムリゾート
↓
ヒルトングアム
↓
パシフィックアイランドクラブ向かい
↓
ファウンテンプラザ前
↓
ホリデーリゾート向かい
↓
パシフィックベイホテル前/グランドプラザホテル
↓
タモンサンズプラザ
↓
ハイアットリージェンシー向かい
↓
Tギャラリア by DFS
↓
JPスーパーストア前
↓
パシフィックプレイス
↓
ホテルニッコーグアム
↓
ロッテホテルグアム
↓
マイクロネシアモール
始発
オンワードビーチリゾート→9:30am発
※GOPには停車せず
最終
GPO→9:05pm発
※マイクロネシアモールには停車せず
運行日
毎日
運行間隔
約15分間隔
2.2 ショッピングモールシャトル
【出典:RIZORA】
ショッピングモール間を行き来する路線です。
グアムプレミアムアウトレット
↓
アガニャショッピングセンター
↓
グアムプレミアアウトレット
↓
Kマート
↓
マイクロネシアモール
↓
Kマート
↓
グアムプレミアアウトレット(GOP)
始発
GPO→10:00am発
最終
GPO→8:50pm発
※停車駅はアガニャショッピングセンターのみ
※Kマートへの最終は GOP→8:25pm発
※マイクロネシアモールへの最終は GOP→7:35pm発
運行日
毎日
運行間隔
約25分間隔
2.3 Tギャラリア⇄Kマートシャトル
【出典:グアム部】
グアムで1番メジャーなショッピングモール、Kマートに行くための路線です。
Tギャラリア
↓
JPスーパーストア前
↓
Kマート
↓
Tギャラリア
始発
Tギャラリア→9:20am発
最終
Tギャラリア→9:00pm発
運行日
毎日
運行間隔
約20分間隔
2.4 恋人岬シャトル
【出典:RIZORA】
グアムの観光スポットである恋人岬に行くための路線です。
Tギャラリア
↓
JPスーパーストア前
↓
マイクロネシアモール
↓
恋人岬
↓
Tギャラリア
始発
Tギャラリア→9:30am発
最終
恋人岬→7:00pm発
運行日
毎日
運行間隔
1時間に1〜2本
2.5 チャモロビレッジナイトマーケットシャトル
【出典:ちょっとソコマデ】
毎週水曜日の夜にチャモロビレッジで開催されているナイトマーケットに行くための路線です。
■往路
Tギャラリアまたはプレミアムアウトレット
↓
チャモロビレッジ
■復路
チャモロビレッジ
↓
グアムプレミアムアウトレット
↓
Tギャラリア
運行日
毎週水曜日
運行間隔
夜のみ約20分間隔
2.6 朝市シャトル
【出典:カナパン】
土曜日と日曜日の朝にデデドで開催されている朝市に行くための路線です。
■往路
オンワードビーチリゾート
↓
シェラトンラグーナグアムリゾート
↓
ヒルトングアム
↓
パシフィックアイランドクラブ向かい
↓
ファウンテンプラザ前
↓
ホリデーリゾート向かい
↓
パシフィックベイホテル前
↓
ハイアットリージェンシー向かい
↓
JPスーパーストアー前
↓
パシフィックプレイス
↓
ホテルニッコーグアム
↓
ロッテホテル前
↓
ウエスティン前(リーフホテル)
↓
デデド朝市
1便:オンワードビーチリゾート 6:00発
2便:オンワードビーチリゾート 6:15発
第一便
オンワードビーチリゾート→6:00am発
第二便
オンワードビーチリゾート→6:15am発
■復路
デデド朝市
↓
パシフィックプレイス
↓
ホテルニッコーグアム
↓
ロッテホテル前
↓
ウエスティン前(リーフホテル)
↓
アウトリガー/ザ・プラザ前
↓
サンドキャッスル/ハイアットリージェンシー前
↓
ホリデーリゾート/フィエスタリゾート前
↓
パシフィックアイランドクラブ向かい
↓
イパオビーチ/GVB前
↓
ヒルトングアム
↓
シェラトンラグーナグアムリゾート
↓
オンワードビーチリゾート
第一便
デデド朝市→8:00am発
第二便
デデド朝市→8:15am発
運行日
毎週土曜・日曜日
運行間隔
往路・復路ともに2便のみ
2.7 空港行シャトル
空港行シャトルは、Tギャラリアから空港に行くための路線です。
Tギャラリア
↓
グアム国際空港
始発
Tギャラリア→12:30pm発
最終
Tギャラリア→16:00pm発
運行日
毎日
運行間隔
1日8便
3 グアムの赤いシャトルバス・乗り方と注意事項
グアムの車は基本、左ハンドルです。
赤いシャトルバスも同様ですので、バスの右側から乗り降りします。
ドアはバスの前方にあります。
乗車時に乗務員さんにチケットを見せてから乗ります。降りる時はそのまま降りてしまって大丈夫です!
乗務員さんは優しい方が多く、念のために行き先を聞いてくれることもよくあります。
そんな時は乗務員さんに行き先を伝えて、このバスであっているか確認してもらいましょう!
時間帯によってはとても混雑する路線もあるので、時間には余裕をもってバスを利用しましょう。
また、路線によっては乗り放題チケットが使えないものもあるので注意しましょう。
また、前途でご紹介したレアレアトロリーのバス停が赤いシャトルバスと同じ場所にあることも多いので、乗り間違えないように気をつけましょう。
(とにかく、赤いバス!と思っていれば大丈夫ですね)
赤いシャトルバスの停留所には日本語の表記もあるので安心です。
4 グアムの赤いシャトルバス・チケット購入方法
次に、赤いシャトルバスのチケット購入方法をご紹介します。
赤いシャトルバスの乗車券には
・紙の乗車券
・eチケット
・各旅行会社の特典カード
の3種類があります。
ちなみに、6歳以下のお子様は無料となっています!
4.1 紙の乗車券
紙の乗車券の料金表です。
・1日乗車券/$4
・1日乗り放題券/$12
・2日乗り放題券/$15
・5日乗り放題券/$25
・子供乗り放題券/$13
・恋人岬シャトル/$10
・チャモロビレッジナイトマーケット往復券/$7
・朝市シャトル往復券/$7
・空港行きシャトル/$7
紙の乗車券は以下の場所で購入することができます。
・Tギャラリア(乗車場にチケットカウンターがあります)
・グアムプレミアムアウトレット(正面玄関にチケットカウンターがあります)
・マイクロネシアモール(C1通路を出たところにある乗車場で買えます)
・Kマート(乗車場にチケットカウンターがあります)
・グアム国際空港(グアム到着後、税関を抜けた到着口で買えます)
・ホテル内のツアーデスクやバスのドライバーさんから直接購入することも可能です。
4.2 eチケット
eチケットの料金表です。
・3時間券/$3
・6時間券/$6
・1日(24時間有効)乗車券/$10
・2日(48時間有効)乗り放題券/$15
・5日(120時間有効)乗り放題券/$25
・子供乗り放題券/$13
・恋人岬シャトル往復券/$7
・チャモロビレッジナイトマーケット往復券/$7
・朝市シャトル往復券/$7
・空港行きシャトル/$7
赤いシャトルバスのeチケットは、バスのアプリを使って購入することが出来ます。
下記で詳しくご紹介します!
4.3 各旅行会社の特典カード
こちらは、グアム旅行にツアーで行く際に特典として付いてくることが多い、赤いシャトルバス乗り放題のカードです。
滞在期間中はずっと乗り放題となっている特典が多いようですが、全ての路線で有効というわけではなく、ショッピングモールや観光スポットを巡る路線数本が乗り放題、となっている事が殆どです。
ただ、ツアーによって様々なパターンの特典カードがありますので、ツアー申し込み時に確認してみてください!
4.4 赤いシャトルバスの乗り放題はお得?
赤いシャトルには色々な種類のチケットがあり、乗り放題券を買った方が良いのか?1回乗車券を買ったら良いか?迷ってしまいますよね。
■乗り放題券を買った方がお得なケース
・宿泊しているホテルが中心街から遠い場合
※中心街(タモン地区):グアムの多くの観光客はタモンという地区のホテルに宿泊します。
・色々な場所で降りながら観光してまわりたい場合
・お金のことを気にせずまわりたい場合
■1回乗車券のみでも良いケース
・中心街のショッピングモールで買い物をする場合
・グアムの土地感があり、無料バスやUberのような配車アプリを使いこなせる場合
ご自身の状況に合わせて、赤いシャトルバスチケットを選んでみてください!
5 グアムの赤いシャトルバスに乗れるアプリ・Lamlam
【出典:Google Play】
赤いシャトルバスアプリであるLamlamBus(ラムラムバス)は、赤いシャトルバス専用のスマホアプリ。
路線図や時刻表も確認でき、さらに赤いシャトルバスのeチケットを購入&使用できるという、グアム滞在にとっても役立つアプリなのです。
5.1 LamlamBusアプリの登録手順
①まずは、他のスマホアプリと同様にLamlamBusアプリをインストールします。
※言わずもがなですが、wi-fi環境がある場所で行ってください♫
iphoneをお使いの方はこちらから↓
その他スマホをお使いの方はこちらから↓
②続けて、ユーザー登録をします。名前とメールアドレスで登録できます。
③登録したメールアドレスにメールが送られてくるので、そのメール内にあるパスワードでログインします。
※初期パスワードは、「ユーザー編集」画面から自分の好きなパスワードに変更することができます。
④アプリのホーム画面にある「チケット購入」をタップするとチケット一覧が表示されます。その中から、自分の購入したいチケットを選択します。
⑤「購入」をタップすると、クレジットカード情報入力画面になりますので、ご自身のクレジットカード情報を入力しましょう。チケット購入はクレジットカード決済のみとなります。
⑥チケット購入後は、ホーム画面のMy Ticketに購入したチケットが表示されるようになります。
⑦使うをタップすると使用開始になります。赤いシャトルバスに乗る際に、My Ticketから購入した券を乗務員さんに見せてください。
チケットの詳細画面には、
・有効期限(Valid Through)
・残り時間(Remaining Time)
・購入時間(Purchased On)
の情報も表示されるので、自分の持っているチケットがいつまで有効なのかも分かります!
【出典:Google Play】
★ユーザー登録をした際に送られてくるメールに無料1時間券が付いてくることがあります!せっかくなので忘れずに、メールに記載されているチケット番号をチケット追加画面から追加しておきましょう!
5.2 LamlamBusアプリのお得な点は?
上記でご紹介した料金表を見て頂くとわかるように、LamlamBusアプリで購入できるeチケットは、通常の紙チケットよりもお得な点がいくつかあります!
●eチケット限定のタイムパス
3時間券($3)
6時間券($6)
これが、ちょっとお土産を買いに出かけたい時や、レストランに食事に行きたい時にとっても便利です。
通常の紙の乗車券の場合、1番安い価格のものが1回乗車券($4)、そして1日乗車券($12)となるので、行き先が決まっている場合や数時間内での利用なら断然、eチケットがお得です。
●乗り放題券は時間単位で利用できる
eチケットの○日間乗り放題券は、日単位ではなく時間単位で利用できるのも便利な点。
例えば、2:00pmから1日乗り放題券を使用すれば、翌日の2:00pmまで使用できるということになります!
時間をより有効に使えそうですよね!
●日本からでも購入可能
また、LamlamBusアプリを使えば、○日間乗り放題券などを日本から購入することも可能です。
日本でゆっくり旅の計画を立てながら、赤いシャトルバスのチケットが買えますね!
5.3 LamlamBusアプリの注意点
①LamlamBusアプリを利用する際にはインターネット環境が必要です。
アプリ利用の時に無料wi-fi環境があれば大丈夫ですが、いざアプリを使うとなった時にネットが無いと困りますね。
LamlamBusアプリは、一度ネットが切れてしまうとログアウトしてしまうこともよくあるそうです。
・Wifiルーターをレンタルしておく
・SIMフリーのスマホを用意しておいてグアムのSIMカードを購入する
などの対策を取っておくと安心です。
②LamlamBusアプリで購入できるタイムパス券は、
・エアポートシャトル
・恋人岬
・デデド朝市
・チャモロビレッジ
以上の路線では利用できないので注意しましょう。
③LamlamBusアプリでは複数人分のチケットをまとめて購入することもできますが、その場合はその人数で一緒に行動する必要があります。
ずっと一緒に過ごす分には問題ありませんが、もし途中で別行動を取ったりする場合があればそれぞれのスマホでアプリをインストールしておくことをオススメします。
6 まとめ
赤いシャトルバスを上手に利用すれば、日本から近いリゾート地・グアムでの滞在を楽しく便利にしてくれること間違いなし!
せっかくならスマホも駆使して、お得に赤いシャトルバスを乗りこなしましょう!
快適なグアム滞在になりますように・・・