ラオス

ラオス南部の楽園・シーパンドンの行き方と帰り方

シーパンドンは、カンボジアとの国境に面したメコン川に浮かぶたくさんの島々があるエリアで、「極上の楽園」と言われています。
今回は、そんなラオスの楽園・シーパンドンの行き方についてご紹介します。

シーパンドンの魅力についてはこちらの記事で書いていますので、良ければ見てみて下さい♪

ラオス南部の楽園・シーパンドンで人生撃沈の危機!シーパンドンは、ラオスの南部に位置する「極上の楽園」といわれています。 そもそも、人によってはラオスってどこ? から始まるか...

⇒ラオス南部の楽園・シーパンドンで人生撃沈の危機!

1 ラオス国内からパクセーまでの行き方

急にパクセーという街の名前が出て、

えっ?シーパンドンじゃないの?

と思われる方もいるかもしれませんが、
このパクセーという街は色々な都市に行くときの中継地点としてよく使われるため、覚えておいてください。

勿論、今回ご紹介するシーパンドンに行く一般的な道のりとしても、まずはラオスのパクセーという街まで向かう必要があります。

なので、まずは各場所からパクセーへ行く方法をご紹介します。
(パクセーからシーパンドンまでの行き方は 4 でご紹介致します!)

1.1 ビエンチャンからパクセーまで

ワットタイ空港(ビエンチャンの空港)に到着したら、飛行機かバスでラオス南部の街パクセーまで行きましょう。

<飛行機>
ビエンチャン→パクセー(約1時間15分)
航空券価格:往復2~4万円弱

ワットタイ国際空港の様子はこちら

ビエンチャン発の航空券購入に便利なサイト情報も載せておきます。
(日本語でチケットの検索が出来ます。)

トラベルコ
エクスペディア
トリップアドバイザー
スカイスキャナー
ラオ航空ホームページ

<バス>
ビエンチャン→パクセー(12時間以上)
乗車価格:2千円程度(その都度レートによる)

※バスの場合は飛行機に比べてだいぶ格安ですが、道が悪かったり、またはバスが故障したり、別のバスに乗り換えるなどのケースもあるため、場合によっては12~20時間かかる場合もあります。

体力、時間と共に余裕がある場合に挑戦しましょう!

ビエンチャンからパクセーまでのバスチケット予約に便利なサイトはこちら
12Go(日本語でチケットの検索が出来ます。)

1.2 ルアンパパーンからパクセー まで

Luang Prabang

ルアンパパーンからは、飛行機でラオス南部の街パクセーまで行くのがおすすめです。

<飛行機>
ルアンパパーン国際空港→パクセー(約1時間40分)
航空券価格:往復2~4万円強
※ビエンチャン→パクセー行きより少し時間がかかり、料金もやや高めとなります。

・ルアンパパーン国際空港の様子はこちら

<バス>
バスでも行くことは可能ですが、多くの場合は他の街のバス停まで行き乗り継ぎをしながら向かうパターンが多いようです。

どうしてもバスでの移動にチャレンジしてみたい!という方は現地の日本語が通じるツアー会社で相談してみましょう。

・バス移動について問い合わせしやすいルアンパパーンの旅行会社
ハッピースマイルツアー
H.I.S.ルアンパパーン支店

2 タイからパクセーまでの行き方

2.1 飛行機

タイからはパクセーまで直行便の飛行機が出ています。
タイ(バンコク・スワンナプーム空港)→パクセー(約1時間30分)
航空券価格:往復2~3万円弱

2.2 陸路

 

陸続きの東南アジアでは、バスでの陸路旅も経験することが出来ます。

タイからは首都のバンコクまたは東北部の街ウボンラーチャタニからパクセー行きの国際バスが出ています。

2.2.1 バンコクからバスでパクセーへ

バンコク北バスターミナル(モーチットマイ バスターミナル)から1日1便の夜行バスが出ています。

夜行バスの会社HPはこちら♪
TRANSPORT COMPANY LTD.

バンコク北バスターミナルは

①BTS(バンコクスカイライン)モーチット駅からタクシー等で10分
②MRT(地下鉄)チャットチャック駅からタクシー等で10分
③MRT(地下鉄)ガンペンペット駅からタクシー等で数分

※①②は道路の流れなどを見てタクシーやバイタクを呼ばなくてはならず旅慣れた方向けです。

初心者の方には、電車を降り出口1を出てすぐ右手にタクシー乗り場がある③の駅から行くのがおすすめです。

ドライバーさんに「モーチットマイ バスターミナル」と伝えましょう。

バンコク北バスターミナルは大変大きく、お土産屋さんやフードコートまで揃っています。バスの時間に合わせて少し早めに行くことをおすすめします。

21時頃に出発、翌日朝9時頃にパクセに到着します。料金は900バーツ(約3,000円)です。

定員を超えるとバスに乗車できなくなってしまうので、早めにバスターミナルのチケット売り場でパクセ行きのバスチケットを購入しておきましょう。

2.2.2 ウボンラーチャタニからバスでパクセーへ

ウボンラーチャタニバスターミナルから1日2便のバスが出ています。

ウボンラーチャタニバスターミナルは市内からバイタク、トゥクトゥク、タクシー等で70バーツ(約250円程)で行くことができます。ドライバーさんに「バスターミナル」と伝えましょう。

ウボンラーチャタニバスターミナルにも軽食が摂れる場所、水など買える売店などがあります。

朝9:30の便と午後15:30の便があり、所要時間は3時間程、チケット価格は200バーツ(約700円)です。

こちらでもバスターミナルで早めにバスチケットを購入しておきましょう。スタッフさんに「パクセー」と伝えれば販売している窓口を教えてくれます。

ちなみに、バンコクからウボンラーチャタニまでの行き方は下記をご覧ください。

2.2.3 バンコクからウボンラーチャタニまで寝台列車(番外編)

バンコクのファランポーン駅から寝台列車に乗ってラオスを目指すこともできます。

寝台列車には様々なランクがありますが、2等寝台列車の1階部のチケットで1,000バーツ(約3,500円)です。

充電もでき、かなり快適な乗り心地です。

寝台列車でウボンラチャタニ駅まで到着したら、ソンテゥという現地の小型バスでウボンラーチャタニバスターミナルまで移動します。

料金は10バーツ(約35円)です。

2.3 陸路でのタイ出国&ラオス入国について

国境に着くと、一度バスを降ろされますがスタッフの指示通り人の流れに沿ってついて行けば問題ありません。

出国手続きもバス会社のスタッフがまとめてやってくれます。

タイ側イミグレーションでパスポートと必要書類(その場でもらえ、記入できます)を提出し、100バーツ(約350円)を支払います。

ラオス側イミグレーションでは1ドルを払って入国スタンプを押してもらい、いよいよラオス入国です。再びバスに乗ってパクセーを目指します。

3 ベトナムからパクセーまでの行き方

3.1 飛行機

ベトナムからはパクセーまで直行便の飛行機が出ています。

ベトナム (ホーチミン・タンソンニャット空港)→パクセー(約1時間35分)
航空券価格:往復2~3万円弱

3.2 陸路

ベトナムからもバスでパクセーまで行くことができ、以下の街からパクセーまでの国際バスが出ています。(片道の料金、所要時間)

・ドンハ(2700円程度、約8時間)
・フエ(2800円程度、約9時間)
・ダナン(3020円程度、約10時間)
・ハノイ(5400円程度、約18時間)
・コントゥム(2500円程度、約9時間)
・ザライ(2500円程度、約8時間)
・ホーチミン(5400円程度、約16時間)

ベトナム各都市からのパクセまでの国際バスは、毎日運行しているものが少ないのと、越える国境が日によって変わったりする場合があり国境によっては遠回りになってしまったり、東南アジア旅初心者には国境スタッフの対応などが難しい場合もあります。

また、大型バスではなくマイクロバス、ミニバンや大きめの車での移動になったり、荷物でギューギュー詰めになるパターン、バンの上に荷物をくくりつけるパターン、途中で何箇所かポイントを通過するパターンなどもあります。

トイレ休憩のタイミングも決まっていない場合もあり、3~4時間はトイレ休憩が無いバスもあります。

途中で車が故障することも少なくありません。各都市の旅行会社でバスチケットを購入し、詳細を確認するようにしましょう。

<ベトナムでバスチケット購入にオススメの旅行会社>
TNKトラベルジャパン
スケッチトラベル
VELTRA

※上記の旅行会社は日本語で相談できるので安心です。出発前の日本からでも問い合わせ可能です。

3.3 陸路でのベトナム出国&ラオス入国について

国境に着くと、大抵の場合は一度バスを降ろされますがスタッフの指示通り人の流れに沿ってついて行けば問題ありません。

出国手続きもバス会社のスタッフがまとめてやってくれます。

その点も不安な場合は、旅行会社でバスチケットを購入する際に聞いておくようにしましょう。

ベトナムのイミグレーションでパスポートと必要書類(その場でもらえ、記入できます)を提出し、出国手続きの際に1ドル(110円程、ベトナムドンでも支払い可)を支払い、さらにラオス側イミグレーションでも1ドルを払って入国スタンプを押してもらい、ラオス入国となります。

4 パクセからシーパンドンまで

飛行機やバスでパクセーまで無事に到着したら、パクセ市内の南バスターミナルまで向かい、そこからバスでシーパンドンへと向かいます。時間は2時間程、料金は1000円程です。

パクセー市内には多くの旅行代理店があり、南バルターミナルまでの料金、ボートの料金を含めたバスチケットが販売されています。

パクセ市内のホテルから乗客をピックアップし、南バスターミナルまで行くという流れになっています。

大型バスではなくバンや大きめの車という場合もあります。パクセー市内の旅行代理店に問い合わせて、シーパンドンまでのバスチケットを予約しましょう。

4.1 シーパンドンまでのバスチケットを予約できるおすすめ旅行店

Pakse Travel & Air Service Co.,Ltd
パクセー市内にお店があり、シーパンドン行きのバスチケット手配等をしてくれます。多少英語が出来れば問題ありません。

トラベルドンキー
日本語サイトです。パクセー市内からシーパンドンまでのバスチケット手配や、シーパンドンでのツアーも含めたチケットも販売しています。日本語ガイドも付くので安心です。

VELTRA
こちらも日本語サイトです。シーパンドン行きのバスチケット、ツアーを含めたセットチケットを販売しています。子連れ、一人申し込みなど、条件からチケットを探すことができる便利なサイトです。

パクセー市内南バスターミナルからバスは南下し、ナカサンという船着場がある街へと向かいます。船着場からボートに乗れば、シーパンドンエリアに到着です。

4.2 ドイサンを利用する

ドイサンとはトラックの荷台を改造して作られた乗り物で、タイなどでも見ることが出来ます。

バスやバン、車での移動は外国人ばかりでつまらない!もっとローカルが感じられる旅がしたい!という方におすすめです。

ドイサンはパクセー市内のLAK8(ラクペー)バスターミナルから乗ることが出来ます。

LAK8(ラクペー)バスターミナルまではパクセ市内中心部からはトゥクトゥクで4万キープ(480円程)で行くことが出来ます。

パクセー市内に宿泊する場合は、ホテルにトゥクトゥクの手配を頼んでおくと安全です。

ナカサン行きのドイサンは、朝7時ごろから夕方5時ごろまでおよそ1時間置きに出ています。

乗客で席が埋まったら出発というかたちなので、時間は大体の目安にしておきましょう。

行き先はラオス語で書いてあるので、バスターミナルのスタッフさんに「ナカサン、ドイサン」と伝えて乗り場を案内してもらいましょう。

ナカサンまでは3~4時間程、料金は4万キープ(480円程)です。

5 カンボジアからシーパンドンまでの行き方

カンボジアからは、シーパンドンの名所ドンデット島まで最短距離で行ける道のりをご紹介致します。

カンボジア国内はミニバンで、ラオスからはドイサン+ボートでの移動になります。

5.1 シェムリアップでバスチケットを購入

まずは、カンボジアは世界遺産アンコールワットがある街・シェムリアップでチケットを購入します。シェムリアップにはたくさんの旅行会社がありますが、シーパンドン・ドンデット島までのチケットはこちらのツアー会社で購入するのがおすすめです。

AVT-ASIA VAN TRANSFER

シェムリアップ1番の大通り、シヴァタ通りの真ん中にあるケンタッキーフライドチキンから徒歩5分程の場所にあります。

シェムリアップからシーパンドン・ドンデット島までのバス+ボートチケットは25ドルです。(シーパンドンからシェムリアップまでのバス+ボートチケットは230000キップ/29ドル程と少し高めになります。)

直通の大型バスはなく、ミニバンを乗り継いで行くかたちになります。

こちらが概ねのスケジュールになりますが、時間は2~3時間程遅れることも多くありますので心得ておきましょう。

7:40am チケットを購入したオフィスに集合
8:00am オフィス出発
14:00pmラオス国境に到着
16:15pm シーパンドン・ドンデット島到着

5.2 陸路でのカンボジア出国&ラオス入国について

カンボジア側では、国境手前の街で一度、ミニバンを乗り換えます。

カンボジア側のイミグレーションではラオスのお金に両替してくれる売店があります。ラオス側の国境には両替できる場所がありませんので、ここで両替しておくとおすすめです。

国境に着くと、待機しているスタッフにパスポートとバスチケットを渡します。

一度バスを降ろされますがスタッフの指示通り人の流れに沿ってついて行けば問題ありません。

出国手続きもバス会社のスタッフがまとめてやってくれます。
国境では出国スタンプ、入国スタンプ代としてそれぞれ2ドルずつ支払いが要求されます。

本来は払う必要のないお金なのですが、払わないと通してくれないため、細かいお金を持っておくと良いでしょう。

ラオス入国後はドイサンに乗り換えます。カンボジアからラオスまでの入国はおよそ15分程ですが、人数が揃うまで待ちます。

5.3 ラオス国境からシーパンドンまで

fonder

ラオスの国境からシーパンドンの名所・ドンデット島までの船が出ているナカサンという船着場までドイサンに乗って4時間程で到着します。(国境の手続き、道の状態などで2~3時間ほど遅れる場合もよくあります。)

ナカサンにはATMもありますので、ATMの無い各シーパンドンの島々に行く前にラオスのお金を引き出しておくと便利です。

ナカサンからはボートに乗り、シーパンドンの名所・ドンデット島に到着です。

6 シーパンドンからの帰り方

6.1 シーパンドンからパクセーまで

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まずはシーパンドンからパクセーまで向かいましょう。

パクセー市内や旅行サイトでシーパンドンまでのバスチケットを購入する場合は、往復で買っておきましょう。

万が一、片道でしか購入していない場合は、往路でボートで到着した場所に行き「ナカサン」と伝えれば復路のボートチケットを購入できます。

ナカサンからも万が一、片道チケットしか無い場合は往路で着いたバス停で「パクセー」と伝えてバン、車のチケットを購入しましょう。

6.2 パクセーからビエンチャン・ルアンパパーンまで

6.2.1 飛行機

こちらの写真がパクセー空港の様子。

こぢんまりとした空港なので、出発ゲートなどを確認して案内版通りに空港内を進めば簡単です。小さめですがお土産屋さんや軽食が摂れる場所もあります。

6.2.2 バス

パクセー市内のLAK8(ラクペー)バスターミナルから目的地まで帰りましょう。パクセー市内中心部からはトゥクトゥクで4万キープ(480円程)で行くことが出来ます。

宿泊しているホテルにトゥクトゥクの手配を頼んでおくと安全です。

LAK8バスターミナルからは国際線も多数発車していますので、乗り場がわからない場合は「ビエンチャン」などと目的地をターミナルスタッフさんに伝えれば教えてくれます。

この場合も、復路チケットの購入をしていない時は、パクセ市内の旅行会社で買ってから行くか、ターミナルで「チケット」と購入場所を聞くようにしましょう。

LAK8バスターミナルまでの所要時間が心配な場合は、このターミナルすぐ近くにホテルもあるので一泊するのも便利です。

 

また、ターミナル内には軽食が摂れる場所、水などを購入できるお店もあるので安心です。

6.3 パクセーから諸外国へ

同上となりますが、以下の方法で目的地へ帰りましょう。

6.3.1 飛行機

日本から来た場合は往復チケットで予約している事が多いかと思います。

事前にオンラインチェックインを済ませておくとスムーズですが、チェックインカウンターに直接行ってももちろん大丈夫です。

6.3.2 バス

パクセー市内のLAK8(ラクペー)バスターミナルから目的地まで帰りましょう。

パクセー市内中心部からはトゥクトゥクで4万キープ(480円程)で行くことが出来ます。宿泊しているホテルにトゥクトゥクの手配を頼んでおくと安全です。

LAK8バスターミナルからは国際線も多数発車していますので、乗り場がわからない場合は「シェムリアップ」などと目的地をターミナルスタッフさんに伝えれば教えてくれます。

この場合も、復路チケットの購入をしていない時は、パクセー市内の旅行会社で買ってから行くか、ターミナルで「チケット」と購入場所を聞くようにしましょう。

新しい国や街にここから繋げて旅するのも良いですね!

7 シーパンドンまでの行き方・まとめと注意点

ラオスの楽園、シーパンドンまではラオス国内からはもちろん、近隣の国々からも行く事が出来ます。

飛行機はある程度の資金は必要ですが、速く安全に現地まで行くことが出来ます。

陸路で行く場合は、東南アジア各国の息遣いや現地の人々との触れ合い、変わりゆく風景などを楽しむことが出来ますし、島国である日本では味わえない、自分の足で国境を越えるという体験も出来ます。

しかし、バスでは眠っている間に貴重品を盗まれてしまったり、国境付近でぼったくりに遭ったり、はたまたバスが故障する、凸凹道で寄ってしまう、思ったよりも窮屈だったりトイレがなかったり・・・等のハプニングは付きものです。

また、日本人は15日以内のラオス滞在であればビザが要らないので国境での手続きが比較的早めに終わりますが、他の国の方はビザ申請の手続きがあるため時間がかかる場合があり、待ち時間があることを覚悟しておきましょう。

自身の持ち物や体調には十分注意して、旅を楽しみましょう!