もうそろそろ来ますね。あの季節が♪
そう、クリスマス!
好きな人も、あまり好きじゃない人も、海外のクリスマスは少し違ったクリスマスを過ごせますよ♪
もくじ
1 ニュルンベルクのクリスマスマーケットとは?
1.1 ニュルンベルクの歴史
ニュルンベルクはドイツのバイエルン州にある都市で、人口50万人を越えるドイツでは14番目に大きい街です。
街には歴史ある建物が並んでいて、教会やかつての皇帝が滞在していたお城などがあり、ニュルンベルクの街並みを一望できる観光スポットとしても有名です。
伝統ある街で、中世から玩具、製紙、家具などの工業が盛んなため、現在でも腕利きの職人さんがたくさんいる街とも言われています。
そのため、ドイツの三大クリスマスマーケットの一つが開催される場所としても有名です。
今回はこのニュルンベルクのクリスマスマーケットについてご紹介します。
1.2 クリスマスマーケットとは?
クリスマスマーケットとは、その名の通りクリスマスに向けた雑貨や工芸品を販売するお店が集まるイベントです。
近年では日本国内でも様々な場所で開催され、ホットワインやホットチョコレートなどの温かな飲食を楽しみながら、クリスマスグッズを見て回ることができます。
手工芸が盛んで職人さんがたくさんいるニュルンベルクでは、木やブリキで出来た可愛らしいおもちゃや雑貨が街に並びます。
大人でも思わず手にとってしまうその手工芸品たちが一番に輝き出すのが、ニュルンベルクのクリスマスマーケットです。
ニュルンベルクのクリスマスマーケットは世界一と名高く、毎年11月下旬~12月下旬に開催されます。
普段は穏やかなニュルンベルクの街ですが、このクリスマスマーケット開催時期になると世界中から観光客が訪れます。
ニュルンベルクの街が美しくライトアップされ、街のあちらこちらには屋台が並びます。
2 2019年・ニュルンベルク のクリスマスマーケット
2.1 2019年はいつ開催される?
ニュルンベルク のクリスマスマーケット、2019年の開催情報です。
<開催場所>
中央広場(ニュルンベルク 中央駅から徒歩約20分。)
<開催日>
2019年11月25日~2019年12月24日
<開催時間>
月曜日~日曜日:10時~21時
※11月25日は17時半からフラウエン教会で開幕式あり。
※12月24日は10時~14時
2.2 ニュルンベルク のクリスマスマーケット・会場の様子
ニュルンベルクのクリスマスマーケットのメイン会場である中央広場には、毎年160店ほどの屋台が並びます。
赤と白の屋根が特徴です。会場は大変広いですが、綺麗に並んでいるため、気になるもの・食べたいものを見つけた場合は、その列さえ覚えておけば後から戻っても辿り着けます。
クリスマスマーケット会場には、クリスマスの代表的なお菓子のお店や、ドイツといえばのソーセージのお店、身体の温まるスープやホットワインのお店、可愛らしいクリスマス用の工芸品のお店がたくさん並んでいます。
クリスマスマーケットが開催されるのは当然ながら寒い時期なので、温かい飲み物や食べ物で身体を暖めながら、くまなく会場を見てまわりましょう。
3 ニュルンベルクのクリスマスマーケットまでの行き方
3.1 日本からニュルンベルクまで
日本からドイツまでは直行便がありますが、クリスマスマーケットが開催されているニュルンベルク空港までは飛行機を乗り継いで行きます。
東京からニュルンベルクまで、いくつかの経由地や飛行時間、費用をご紹介します。
<ポーランド(ワルシャワ)経由>
・成田→ワルシャワ(フレデリック・ショパン)空港
飛行時間:約11時間25分
・ワルシャワ(フレデリック・ショパン)空港→ニュルンベルク空港
飛行時間:約1時間40分
往復航空券費用:\100,000前後
<トルコ(イスタンブール)経由>
・成田→イスタンブール空港
飛行時間:約12時間45分
・イスタンブール→ニュルンベルク空港
飛行時間:約3時間
往復航空券費用: 130,000円前後
<オランダ(アムステルダム)空港>
・成田→アムステルダム(スキポール)空港
飛行時間:約12時間5分
・アムステルダム(スキポール)空港→ニュルンベルク空港
飛行時間約:1時間10分
往復航空券費用: 140,000円前後
<フランス(シャルルドゴール)経由>
・成田→フランス(シャルルドゴール)空港
飛行時間:約12時間45分
・フランス(シャルルドゴール)空港→ニュルンベルク空港
飛行時間約:1時間25分
往復航空券費用: 140,000円前後
<スイス(チューリッヒ)経由>
・成田→スイス(チューリッヒ)空港
飛行時間:約12時間45分
・スイス(チューリッヒ)空港→ニュルンベルク空港
飛行時間約:55分
往復航空券費用: 140,000円前後
クリスマスマーケットの時期は、ポーランド経由の便がお手頃価格です。
しかし、各会社の航空券セールのタイミングで安くなる場合があったり、少し高くても乗り継ぎの待ち時間が少なかったりすることもあるので、こまめに航空券購入チケットサイト(エクスペディア、スカイスキャナーなど)をチェックしてみましょう。
公式HP:エクスペディア
3.2 ニュルンベルク空港からクリスマスマーケットまで
ニュルンベルク空港はドイツでは10番目に大きく、市内まで10分ちょっとで行けるという交通の便がとても良い空港です。
ニュルンベルク空港からクリスマスマーケットが開催されている街までは、地下鉄、バス、タクシーのいずれかの手段で行くことが出来ます。
<地下鉄>
ニュルンベルクの地下鉄には番号があり、その中の「U2」というラインに乗りましょう。
地下鉄は朝4時から深夜1時まで10分置きの感覚で出ているため、時間を機にすることなく乗車できます。
地下鉄には自動販売機があり、そこでチケットを購入します。料金は3.2ユーロ(390円ほど)になります。
<バス>
バスは地下鉄ほど本数が出ておらず不便なため、利用する人は少なめです。
もし利用する場合は、32番または33番のバスに乗ると市内まで行くことが出来ます。
<タクシー>
空港からタクシーを利用すると、15分~20分で市内まで行くことができます。
料金の相場は20ユーロ(2500円程)とやはり少し高めです。また、ドイツでもボッタクリはあるので、この金額より大幅に上回る金額を請求された場合は要注意です、
上記の事から、クリスマスマーケットが開催されているニュルンベルク市内までは地下鉄を利用して行くのがおすすめです。
4 ニュルンベルクのクリスマスマーケット・観光モデル
ニュルンベルクのクリスマスマーケットにはたくさんの魅力的なお店が立ち並んでいます。
クリスマスマーケットは大変広く、ざっと見てまわるだけでも30分~1時間はかかるといわれています。
寒い中での散策になりますので、クリスマスマーケット内での目印をいくつか把握しておき、それに沿ってめぐる事をおすすめします。
クリスマスマーケット内での目印となるスポットをご紹介します。
4.1 ハウプトマルクト
ニュルンベルクのクリスマスマーケットのメイン会場となる場所で、14世紀に建てられたフラウエン教会が目印です。
クリスマスマーケットの開幕式が行われる場所でもあるので、まずはここを目指しましょう。荘厳なフラウエン教会と共に、立ち並ぶ赤白ラインのクリスマスマーケット屋台に圧倒されるはずです。
わかりやすいこの場所をスタート地点、待ち合わせ地点、またはゴールに定めて、効率よくクリスマスマーケットをまわりましょう。
4.2 美しの泉
こちらは願い事が叶うといわれている噴水塔です。
この噴水塔のそばにはクリスマス専用の馬車が出ています。この馬車に乗ってクリスマスマーケットを眺めれば、まるで映画の中に迷い込んでしまったような気分が味わえるはずです。
4.3 子どもクリスマスマーケット
小ぶりのメリーゴーランドや遊園地にあるような遊具、サンタクロースのお家やおもちゃのミュージアムなどがあり、子どもが楽しめるエリアです。
その可愛らしいレトロなメリーゴーランドや観覧車、テディベアなどで飾られた屋台は、子どもだけではなく大人も心を鷲掴みにされてしまいます。
4.4 姉妹都市マーケットエリア
ニュルンベルクの姉妹都市提携している、世界各地の工芸品や食べ物が売られているエリアです。
水の都として有名なイタリアのベネツィアより「ベネツィアガラス」や、ニュルンベルクと同じくドイツから、チョコレートの街として知られるチューブリンゲンのチョコレートなど、いろいろな世界を堪能できるエリアです。
以上のポイントを目指してクリスマスマーケットをまわれば、途中、可愛いお土産が買える屋台や、名物フードを食べられる屋台にもめぐり会えます。
5 ニュルンベルクのクリスマスマーケットで立ち寄りたいお店
5.1 必ず食べたい!クリスマスマーケットの名物フード
ニュルンベルクのクリスマスマーケットに来たら、必ず食べておきたい屋台フードをご紹介します。
5.1.1 ソーセージ屋台
ドイツといえば、ビールとソーセージですよね。
ニュルンベルクのクリスマスマーケット屋台では、様々な種類のソーセージが販売されています。小ぶりの食べやすいソーセージで、パンと共に3本セットで食べられる「ブラートブルスト」や、スパイスとハーブ、お肉の旨みが詰まったニュルンベルクを代表する一番人気のソーセージ「ニュルンベルガー」など、ぜひ食べてみてください。
5.1.2 グリューワイン
ソーセージと一緒に飲みたいのが、クリスマスマーケット名物・グリューワインです。
一言でいうと“温かい赤ワイン”で、寒い中でのクリスマスマーケット散策のお供になってくれます。お酒が苦手な方、また未成年の方には、ノンアルコールのグリューワイン、「キンダープンシュ」という飲み物を販売している屋台もあります。
5.1.3 スープ
ジャガイモや小麦粉を混ぜてお団子状にしたものが入っているクネーデルスープは絶品です。その他にも、ドイツの家庭の味が楽しめる様々なスープが屋台で販売されています。
5.2 クリスマスマーケットならではのお土産は?
ニュルンベルクのクリスマスマーケットの思い出のおすそ分けにピッタリな、美味しい・かわいいお土産をご紹介します。
5.2.1 レープクーヒェン
生姜や蜂蜜、シナモンなどが使用された、まるでパンのような食感のクッキーです。ニュルンベルクの街並みが描かれた可愛らしい缶の中に入っていて、お土産に喜ばれます。
5.2.2 フルヒテブロート
フルーツがぎっしり詰まった、コッペパンのような形をしたお菓子です。
5.2.3 シュトーレン
日本でもすっかりお馴染みの、ドイツの伝統的なクリスマスのお菓子です。
洋酒に漬け込んだドライフルーツやナッツ、マジパンなどが練りこまれ、表面には雪のように真っ白な砂糖がまぶされています。
以上のお菓子は日持ちがするため、お土産にピッタリです。
5.2.4 ツヴェットシュゲメンレ(プラム人形)
顔がくるみ、手足がプラムやイチヂクでできた可愛らしいお人形です。
一つ一つが手作りで、表情や服装も個性豊かな世界で一つのお人形です。ドイツでは、幸運を呼ぶ職業とされている煙突掃除人の格好をしたプラム人形が人気だそうです。なんとも言えないその表情に癒されます。
5.3.5 キャンドル
使うのがもったいないような、色とりどりのキャンドルもお土産にピッタリです。お花の形になっているものや、クリスマス期間中はずっと持ちそうな大きなキャンドルまで、たくさんの種類のキャンドルがあります。
5.2.6 クリスマスのオーナメント
クリスマスマーケットという名の通り、クリスマスグッズもたくさん売っています。
日本ではなかなか見つけられないようなレースの飾りやスノードーム、木彫りのサンタクロースの人形など、ニュルンベルクの職人さんの温もりが感じられるクリスマスオーナメントが所狭しと並びます。
6 ニュルンベルクのおすすめホテル
ニュルンベルクには4つ星以上の素晴らしいホテルがたくさんあります。その中でもおすすめのホテルをご紹介します。
6.1 ホテル ドライ レーベン(Drei Raben)
こちらは、こぢんまりとしているホテルながらニュルンベルク中央駅まで徒歩で4分。
クリスマスマーケットにも行きやすい場所にある立地の良さと、ホテルのスタッフが作る朝食が好評のホテルです。
プールやサウナなどは無く、ゴージャスなホテルではありませんが、スタッフさんの丁寧な対応やドイツの温もりを感じられるホテルです。
公式HP:ホテルドライ レーベン
6.2 パーク・プラザ・ニュルンベルク(Park Plaza Nuremberg)
こちらのホテルも、ニュルンベルク中央駅の目の前にあり、クリスマスマーケットまで徒歩10分で行くことができる場所にあります。
駅前ながら周辺のホテルに比べるとお手頃な価格で、必要最低限のアメニティが揃っています。近くにお店などがなく、静かに滞在期間を過ごせる場所です。
Expedia:Park Plaza Nuremberg
6.3 dasPaul Aparthotel
このコンドミニアムは、ニュルンベルクのクリスマスマーケットの常連さんに人気で、毎年ここに訪れている、という方もいるほどです。
少し値段が高めですが、広々としたお部屋にニュルンベルクの川まで眺めることができる眺望、まるで「暮らすように」宿泊できる場所といわれています。
Expedia:dasPaul Aparthotel
7 ニュルンベルクのクリスマスマーケットで注意すること
7.1 服装
クリスマスマーケットの時期のニュルンベルクは、気温は3度~8度と大変寒いです。
ダウンジャケット、ダウンコートは必須です。マフラーやニット帽も持っていきましょう。また、小雨が降ることもよくあるので、折りたたみ傘も持っていきましょう。
また、クリスマスマーケット会場は石畳になっています。でこぼことしている上に、足元からジンジンと冷えてきます。おすすめはムートンブーツや底に厚みのあるスニーカーです
雨に備えて靴下の予備を持っていくか、防水スプレーをかけておくのもおすすめです。ヒールのある靴は歩きにくのでやめておきましょう。
ホッカイロがあれば、鬼に金棒です。
7.2 トイレ
ニュルンベルクのクリスマスマーケットは、その広さに反してトイレの数が少ないです。
寒い中での散策なので、トイレに行きたくなることも十分に考えられます。あらかじめトイレの場所を把握しておき、いざという時に備えましょう。
7.3 治安
ニュルンベルクは比較的治安は良いとされています。
しかし、油断は禁物です。ヨーロッパ一般であるように、人混みではスリがいる可能性も十分にあり、特に日本人は狙われやすいといわれています。手荷物には十分に注意し、バッグはしっかり口が閉まるものを持ちましょう。
また、海外旅行では現地の人との出会いも醍醐味ですが、知らない人に出された飲み物や、甘い話には要注意です。
睡眠薬などを使ったスリや、知らない場所に連れて行かれてお金を取られるなどの詐欺もあります。最低限の注意をしながら、安全にクリスマスマーケットを楽しみましょう。
8 ニュルンベルクのクリスマスマーケットまとめ
最近では日本各地でも行われるようになったクリスマスマーケット。
クリスマスは、年に一度のその煌めきに高揚し、一年の時の流れや幸せを噛みしめるイベントですよね。ドイツのニュルンベルクは、その煌めきの中にも伝統が佇み、歴史ある建物がクリスマスを見守ります。
そして職人さんたちの温もりや、伝統のクリスマスを祝う食事・お菓子が並ぶ屋台に、寒さも忘れてしまうようなひと時を感じられるはずです。
ぜひ、本場のクリスマスマーケットで思い出に残るクリスマスを過ごしてみてください。