2019年5月18日に放送された「世界ふしぎ発見」では、オーストラリアにあるエアーズロック・ウルルがピックアップ♪
今回は、出演6回目となる、鳥好きミステリーハンターVANRIさんの視点でエアーズロック・ウルルのミステリーを探し当てていきます。
【ゲスト】
黒柳 徹子
野々村 真
内藤剛志
山崎弘也(アンタッチャブル)
宇治原史規(ロザン)
松井玲奈
もくじ
1 エアーズロック・ウルルってどんなとこ?
観光大国オーストラリアの中でも、存在感がひと際目立つ『エアーズロック・ウルル』。
日本からは、まずオーストラリアのメルボルンに飛行機で向かい、更にそこから飛行機を乗り継いで1日半かけてようやくたどり着けます。
ウルルがこの大地に姿を現したのは、約4億年前!ウルルを東京都に出現させると、東京タワーと同じくらいの高さで、皇居の2倍の面積になるというのですから驚きです。
今年の2019年10月26日に全面登頂禁止となってしまうのですが、そこには深い理由があるそうです。
2 エアーズロック・ウルルに登れなくなる理由
なぜウルルは登頂禁止になるんでしょうか?
実は、ずっと前からウルルの土地の持ち主である先住民族アボリジニが、登頂禁止になるようにお願いをしていたそうです。
その理由を聞いてみると、至極当然な理由がありました。
私達からするとただの山に見えるウルルですが、アボリジニの人々にとってウルルは、長年暮らしてきた『家』なのです。
番組でインタビューに答えてくれたアボリジニの方が「ウルルに来てくれるのは嬉しいし、もてなしてあげたいけれど、突然ベッドルームに入ってこられるのは嫌でしょう?」と答えていたのが印象的でした。
ウルルは彼らの家。長いことウルルに住んでいたアボリジニの方達は、ウルルの岩肌を使って料理をしていたりと、彼らの生活と切っても切り離せない存在なんですね。
彼らの意思を尊重し、登頂禁止になる前から登頂を控える人たちも多いそうです。今回「世界ふしぎ発見」の収録でも、ウルル登頂をしないという選択をしていました。
私は早く登らないと!と思っていたのですが、この話を聞いて登頂することの意味を改めて考えさせられました。
3 エアーズロック・ウルル近郊を焼け野原にする理由
火に包まれる驚きの光景…ですが、これもアボリジニの人々によって長年行われていた伝統的な方法。
ウルル近郊は乾燥地帯のため、定期的に火を放つことで大規模な自然火災を防いでいるのだとか。長い年月をかけて培われたアボリジニの人たちの知恵ですね。
実際に、この野焼きが批判を集め、ストップされていた時期もあるのですが、その間は自然火災が増えて野焼きが再開されたんだそうです。
4 エアーズロック・ウルル近くに生きる生物
番組で紹介された、エアーズロック・ウルル近くに生息している生き物をご紹介します。
クロムネトビ
野原を焼いた土地に獲物がいないかを物色しているその姿は、とても凛々しい。
ウサギワラビー
オーストラリアの象徴となっているとてもかわいいその姿を一度直接みてみたいですね。
フクロモグラ
10年に1度見られるかという超貴重な動物。そう言われると見て見たい衝動に駆られますね♪
マコ
蛾の幼虫で、その場で蒸し焼き(一時間程)にして食べられる。卵の黄身のような味がするそうです。
モロクトカゲ
風に吹かれる枝を真似た独特な歩き方が特徴で、別名「魔女の化身」と呼ばれているトカゲ。皮膚から水を取り込めるという独自の生体を持っている。
ミズダメガエル
直接食べるわけではなく、カエルが体内に貯めた水を吐き出させて、それを直接飲んでいるそうです。
5 アボリジニアート
マウント・リービックに住む、ルリチャの人々が描くアボリジニアート。
もちろん他の部族の人が描いたものもアボリジニアートですが、今回は、ルリチャの人々に焦点を当てて紹介されました。
美しさや文化的背景からも非常に価値が高く、今までで最も高い金額で落札されたアボリジニアートはなんと2億4千万円だそうです!
文字を持たないアボリジニは、洞窟の壁や岩に線刻画や岩絵として絵を描き、日々の生活を生き抜くために必要不可欠なもの(水や動物の住処)や様々な知恵を大地に描いて伝承してきたんですね。
以上、おしるこでした!