炎天下の常夏のなか、キンキンに冷えたビールで乾杯すればどんな疲れも吹き飛ぶのは、万国共通ですよね。
今回は、常夏の楽園「フィリピン」のお酒事情をご紹介しちゃいます。
もくじ
1 フィリピンのお酒事情
フィリピンには、気候を活かしたさまざまなお酒がたくさんあります。
フィリピン人にはお酒好きな人が多く、また酒税も安いので、消費量も桁違い!
アルコール販売の市場調査の発表によれば、フィリピン人一人当たりの年間消費量は1.4リットルで世界一。世界全体の酒消費量4億4千万リットルのうち、なんと半分がフィリピンで飲まれている計算になります。
特にフィリピンを代表するビールブランドの「サンミゲル社」が製造しているビールや、サトウキビ、ココナッツを原料にしたラムやワイン、ブランデーが人気です。
2 フィリピンの飲酒制度
フィリピンでは、お酒の購入や飲酒は18歳から可能と法律で定められています。
飲酒については、現地の法律や条例が適用されることになっているので、フィリピンにいれば、日本人でも18歳から飲酒可能ということになります。
ただしアルコール度数の高いお酒も多いので、慣れないうちはあまり飲みすぎないように注意してくださいね!
3 フィリピン人気の酒銘柄
3.1 フィリピンのビール
フィリピンと言ったら、この会社は外せません!
フィリピンを代表する企業の一つであり、ビールメーカーとして、世界中のビール愛好家にも支持されているサンミゲル社。フィリピン国内においては圧倒的なシェアを誇り、とても飲みやすいビールを展開しているのが特徴です。
またその豊富な商品ラインアップも人気の一つになっています。
3.1.1 サンミゲルライト
□金額:約30peso(約65円)
□アルコール度数:5%
フィリピンに行って飲まない人はいないと断言できるほど「The定番のビール」です。
ライトと名のつく通り、飲み口もとても軽く、他の種類と比較して非常に飲みやすいのが特徴です。本当に飲みやすいので、気をつけないと水を飲むかのごとく飲む量が増えてしまいます。笑
レストラン、コンビニ、売店と基本どこでも購入可能です。
3.1.2 レッドホース
□金額:約33peso(約70円)
□アルコール度数:6.9%
サンミゲル社のビールはピルスナーが多いのに対し、レッドホースはラガービールであることが特徴です。アルコール度数が他の銘柄と比べて高く、値段も安いので現地のフィリピン人にはとても人気です。
他の銘柄のように「サンミゲル」の名は付いていませんが、こちらもサンミゲル社で製造されています。
3.1.3 サンミゲルペールピルセン
□金額:約29peso(約62円)
□アルコール度数:5%
こちらも根強い人気のあるビールです。他の銘柄に比べ苦味が強くはっきりした味わいになっています。
基本的にレストラン、コンビニには必ず置いてあります。
3.1.4 サンミゲルアップル
□金額:約29peso(約62円)
□アルコール度数:3%
アップルフレーバーのフルーツビールになります。かなり飲みやすく女性に大変人気です個人的にはビールを一通り注文した後の、次の一杯に最高なお酒です。
基本的にどこのレストランにも置いてあります。
一部置いていないレストランもありますが、コンビニやスーパーマーケットでは缶のものが確実に置いてあるので入手には困らないと思います。
3.1.5 サンミゲルレモン
https://www.instagram.com/p/B3ID-XaJvQ1/
□金額:約29peso(約62円)
□アルコール度数:3%
女性にも人気ですが、男性からの人気も根強いレモンフレーバーのフルーツビールです。
上記アップルフレーバーより良い意味でビールっぽさが強く残っていて最後の口当たりでレモンフレーバーが香るのでとても飲みやすいです。
レストランにはあまり置いていないので、購入されたい方はコンビニかスーパーマーケットで缶タイプのものを入手することができます。
3.2 フィリピンのラム酒
3.2.1 タンドゥアイ
https://www.instagram.com/p/B45APAzA95D/?utm_source=ig_web_copy_link
□金額:約45peso(約97円)
□アルコール度数:40%
ラム酒としてはとても飲みやすいですが、アルコール度数が高いので飲み過ぎには注意してください。
スーパーマーケット、コンビニ等でボトルで買うことができます。
3.3 フィリピンのブランデー
3.3.1 エンペラドール
□金額:約162peso(約348円)
□アルコール度数:31%
意外ですが、こちらの銘柄は世界40カ国で販売されており、ブランデーの生産量と販売量では世界一を誇っています。
また一般的なブランデーは葡萄から作られるのに対し、エンペラドールはサトウキビから作られています。
飲み方として、ストレートで飲んだり、コーラなどの炭酸飲料で割るのが現地の主流となっています。
エンペラドールにはいくつか種類があり、アルコール度数が少し低めの「エンペラドールライト」やサトウキビの香りが強めの「エンペラドールゴールド」なども人気です。
購入場所としては、スーパーマーケット、コンビニ等どこでも可能です。
4 フィリピンお土産用の珍しいお酒
4.1 トゥバ
□金額:約peso(約円)
□アルコール度数:4~5%
トゥバは、ココナッツで作られた珍しいワイン!フィリピンのビサヤ地方の伝統特産品です。
その製造方法はとってもユニークで、ヤシの木の花弁から採れる樹液を自然発酵させて、お酒にしているんです。
特にアルコールを入れなくても、微生物の働きによって、糖分が時間とともに自然にアルコールに変化してお酒になるという仕組みです。
具体的には、竹筒で作った入れ物にヤシの花弁の樹液をいれ、1日置いておくだけ。翌日にはトゥバの出来上がり!
フィリピンの地元の方は、コーラで割ったり、ストレートでそのまま飲んだりしています。
他にも、料理酒として使えたりと、意外と万能です。
味としては、原料のココナッツのほのかな甘い香りが特徴。
あまり市場に出回らず、まず都市部のスーパーマーケット等には売られていません。
購入できる場所としては、特産地域のビサヤ地方の田舎の方までいくか、1月のお祭りシーズンに出回るものを購入するしか内容です。
現地に知り合いがいる方は、お願いしてみるのも手かもしれません。
4.2 チョコレートウォッカ
□金額:約85peso(約125円)
□アルコール度数:5%
その名の通り、チョコレート味のウォッカ。
「Mudshake」という銘柄が圧倒的に人気です。
ウォッカが入ったチョコレートはよく見かけますが、チョコが入ったお酒っていうのはかなり珍しいですよね!
甘いですが、とても飲みやすいです。
アルコール度数は低めですが、ウォッカで割ってあるので、飲み過ぎには注意してくださいね。
5 フィリピンのお酒 持ち出し&持ち込み
せっかくフィリピンで見かけた珍しいお酒。お土産として持ち帰りたくなっちゃいますよね。
お酒は関税の対象になりますので、きちんとルールに則って持ち帰るようにしましょう。
5.1 日本からフィリピンへのお酒の持ち出し
当たり前の事ですが、18歳未満の方のお酒の持ち込みは不可です。
上限は「1リットル以内の容器に入った酒類2本まで」となります。
5.2 フィリピンから日本へのお酒の持ち込み
こちらも同様に、18歳未満の方のお酒の持ち出しは不可となります。
上限は「1リットル以内の容器に入った酒類1本まで」となります。持ち出し時とは、上限の本数が違うので注意が必要です!
6 フィリピンでのお酒絡みの注意点
6.1 製造元に注意!
上記で紹介したトゥバなどは、原料さえ揃えればオリジナルで作ることができてしまいます。
買うときは、製造元がしっかり記載されているラベルが貼られているか、確認するようにしましょう。
スーパーマーケットやコンビニに置かれているお酒を買うのが、一番安全だったりします。
6.2 地元民と飲む時は注意!
現在、東南アジアでよくある犯罪手口として「睡眠薬強盗」があります。
これは、レストランやバーなどで観光客に一緒に飲もうと誘い、飲み物の中に睡眠薬を入れて、眠っている間に金品を盗む手口です。
異国の地で現地の人と関わることは旅の醍醐味だとは思いますが、被害者も多く出ているので、知らない人が声をかけてきたら注意するようにしてください。
7 まとめ
いかがでしたか?
フォリピンって本当にいろんなお酒が置いてあって、普段はあんまりお酒を飲まない私でも見ているだけで楽しくなっちゃうんですよね。
他でもなかなか見られないお酒もご紹介したので、もしも見かけたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
その時には、飲み過ぎにはくれぐれも注意してくださいね!!
以上、おしるこでした。