皆さんは、インドネシアにある「千の滝」をご存知でしょうか?
少し前に人気テレビ番組でも取り上げられ、多くの方が興味を持たれた場所ではないかと思います。
インドネシアと聞くとやはり美しい海とビーチが真っ先に思い浮かび、
あまり山深くの滝のイメージはありませんが、今回はインドネシアに潜む雄大な「千の滝」にフォーカスしてご紹介したいと思います。
もくじ
1 インドネシアの「千の滝」ってどんなところ?
まずは、インドネシアについて簡単にご紹介します。
インドネシアは東南アジア南部にあり、世界最多の島がある国で、赤道にまたがってたくさんの大小の島々(なんと7000以上!)から成りたっています。
首都はジャカルタで、日本人にはバリ島がインドネシアの観光スポットとしても有名ですよね。
「千の滝」は、そんなインドネシアで最も美しい滝といわれています。
「千の滝」は、インドネシア ジャワ島(東ジャワ)のルマジャンという場所にある、山深くの秘境にあり、現地のインドネシア語で「千の泉、滝」を意味する『Tumpak Sewu』と
呼ばれています。
現地の人には「天国の欠片」という俗称がついているそうです。(こっちの方が神秘的な名前ですよね♪)
インドネシアで有名なのはもちろんのことですが、実は、世界的に有名な滝の一つとして知られており、ナイアガラの滝、ビクトリアウォーターフォール、エンジェルフォールにも引けを取らない壮大さと美しさを誇っています。
標高500mの荘厳な渓谷の中に佇む高さ120メートル(高層ビル30階ほどの高さに匹敵!)ほどの滝で、見上げるタワーマンションの高低差から流れる滝を想像すると如何に壮大であるかのイメージが膨らむかと思います。
また「千の滝」の由来でもある、水が無数の糸を垂らしているかのように滝壺に向かって落ちる様はとても美しく壮大で、現地の人のみならず訪れた海外の人をも虜にしてしまう魅力溢れ
る滝のようです。
まだまだ観光客の数もそこまで多くなく、秘境に来た気分が味わえる場所ともいわれています。
2 インドネシアの「千の滝」までの行き方は?
2.1 日本からインドネシア(ジュアンダ空港(スラバヤ))までの行き方
インドネシアは様々な島からなる関係上、空港がたくさんありますが、今回日本から目指し
てもらう空港は首都ジャカルタに位置するスカルノハッタ国際空港ではなく、東ジャワの中
心地となるスラバヤに位置するジュアンダ国際空港にまず日本各地の空港から移動します。
日本各地から一日に何便も運行していますし、LCCの格安チケットも条件が合えば取ること
も可能です。(所要時間: 約10h )
2.2 ジュアンダ空港(スラバヤ)〜「千の滝」がある街「ルマジャン」までの行き方
スラバヤのジュアンダ空港到着後、「千の滝」がある街の「ルマジャン」を目指していただきます。
ルマジャンまでは、スラバヤから車で3.5時間。
交通手段は主にクルマ移動になります。
基本的にハイヤーしたハイエースバン等での移動になります。
(所要時間: 4h)
初めて行かれる方や、言語に不安がある方は、旅行会社のプライベートツアーを利用して行くと安心です。
2.3 「千の滝」がある街「ルマジャン」〜「千の滝」までの行き方
「千の滝」は、山の麓の駐車場から更にトレッキングで1時間かかるということです。まさに秘境中の秘境ですね。1時間かかります。正に探検気分が味わえますね。苦労して着いた先には、「千の滝」が荘厳な姿で出迎えてくれることでしょう!
3 インドネシアの「千の滝」に行けるツアー
秘境ツアーとして様々な会社がプロモーションを行っており、ここで王道のツアー旅程をご 紹介致します。
まずジャワ島周辺を旅行される方で「千の滝」を旅程に入れている方は中継地の「マラン」 という街を目指します。
スラバヤの空港からマランまでの交通手段は「鉄道」と「バス」での2パターンありますが、毎時数本間隔で運行があり、かつ料金も鉄道より安いバスでの移動をおすすめします。
■ジュアンダ空港–マラン間(バス使用)
・時間:2時間ほど
・料金:20,000ルピー
※鉄道は料金が35,000ルピーほどで所要時間はバスと変わらず、本数も一日一本と少な い。
マランを拠点に各ツアー会社による秘境ツアーに参加可能で料金もホテル送迎+ご飯+ツ アー含めて3,000円前後とリーズナブルに一日楽しめる内容となっており、充実した一日を 送ることが可能です。
4 インドネシアの「千の滝」の営業情報
入場料金:3,000ルピア
(滝の下に行く場合は、追加で3,000ルピアかかります。)
駐車料金:2,000ルピア
営業時間:~15:00(※)
※個人で行かれる方へ、「千の滝」に入場できるのは15:00までなので、ご注意下さい!
5 インドネシアの「千の滝」でおすすめの服装は?
トレッキングで「千の滝」を目指す際、基本的には登山の格好と同じように動きやすい服装で行 かれることをおすすめします。
また山の特殊な気候性とインドネシア特有の高温多湿な気候を考慮し速乾性の良いウェア等 を着用されることをおすすめします。
そして重要となるポイントは必ず長袖長ズボンで行くということです。
その理由として、海外の自然は日本人が触れたことのない未知なるものも多く、動植物等大 変危険なものも身近に潜んでおり、肌を露出しながら山に入ることは大変危険です。(虫刺され防止にもなります。)
現地の方はほとんどが半袖短パンですが(笑)
自分の身は自分で守るようにしましょう! またぬかるみ等も考慮し、普段履き慣れているスニーカーやマウンテンシューズを持ってい くことをおすすめします。
靴については水に濡れても大丈夫なものが良いでしょう。水で濡れている石は滑る可能性も高いので、滑りにくい靴を選ぶと良いでしょう。
と言っても、サンダルはダメですよ♪
一番外の動植物と接する機会の多い足元を守ってくれないということと、滑りやすい場所も多いため絶対に避けるようにしましょう。
6 インドネシアの「千の滝」に持って行くといいものは?
人によって変わるものの、便利になるアイテムを重要度が高い順から載せておきます。
6.1 日除けの帽子やサングラス
日除け対策は、基本全員した方がよいです。
特にインドネシアは気温も高く湿度も高めなので、せめて日除け対策だけはきちんとしていきましょう。
6.2 トレッキングポール
トレッキングポール等はあれば便利です。 ただし飛行機に乗せるのは面倒なので、借りたい方は現地のツアー会社に前もって依頼して おくようにしましょう。
6.3 防水グッズ
スマートフォンやカメラを守る防水グッズがあると良いでしょう。
6.4 着替え
タオルや着替えがあると便利です。
特に足元は靴が濡れてしまう可能性もあるので、替えの靴下があると快適に過ごせるかもしれないですね!
6.5 虫除け
そんなに凶悪な虫がいるわけでもありませんが(笑)
あまり虫に慣れていない方は、持ち運びできるサイズの虫除けスプレーやムヒも持参されることをおすすめします。
7 インドネシアの「千の滝」で注意すべきことは?
インドネシアの「千の滝」は、大自然の中にあります。「千の滝」に行かれる方の中には、旅慣れている方も多いかもしれませんが、大自然の中で常に油断は禁物です。軽装で出かけて怪我をしてしまったり、無理をして体調を崩してしまったりしてはせっかくの旅が台無しになってしまいます。(言葉の不安もありますし…)
「千の滝」は高さが120メートルもある荘厳な滝です。現地のマナーにしっかり従い、危険な区域には自身の判断で入らないようにしましょう。
自身の勝手な判断で行動せず、現地のガイドさんに頼るのも手です。
安全対策を万全に、そしてマナー遵守を心がければ、お子さんでもこの「千の滝」に行くことが出来ます。
8 インドネシアの「千の滝」についてまとめ
インドネシアで1番に美しいといわれる「千の滝」、旅行好きなら一度は訪れてみたいですよね!
インドネシアは、コモドオオトカゲが住むコモド国立公園などの世界自然遺産や、ボロブドゥール寺院などの世界文化遺産、バリ島などのリゾート地としても有名な国ですが、「千の滝」はまた新たなインドネシアの一面が見られる場所です。
大自然の中に佇む滝のカーテンを、ぜひご自身の身体で感じてみてください!