台湾

台北から十份への行き方。電車・平溪線で行ってみた!

台湾の人気観光スポット、十分(シーフェン)

台北から日帰りで行けて、ランタン上げという非日常が味わえる、個人的にもとってもオススメな場所です^^

今回は、実際に十分に行ってみた私が、電車での行き方を詳しくご説明します。これから十分へ行かれる方は参考にしてください。

1. 十分(シーフェン)ってどんなところ?

台湾の十分(十份・シーフェン)は、「千と千尋の神隠し」の舞台にそっくりな九分(九份・ジォウフェン)からほど近い、ちょっと田舎にある街。

 

十分では、この2つが有名です。

  • ランタン上げ
  • 十分瀑布(台湾の「ナイアガラの滝」)

 

特に、ランタン上げは、観光客でも気軽に自分お手製のランタンを空に飛ばすことが出来るので、とっても楽しい!

ランタンを売っているお店の人が、沢山写真を撮ってくれるので、記念にも残ります。

2. 十分へ台湾の鉄道・平溪線で行く方法

十分は、台北から見て、東に約40km行ったところに位置しています。

台北からは電車、タクシー、バスなどを利用していくことができます。車で行くと大体1時間と行ったところでしょうか。

電車で行くと、乗り継ぎのタイミングによりますが、1時間半〜2時間かかります。少し時間はかかりますが、安価ですし、ローカル線に乗るという体験も面白く、一番メジャーな行き方です。

● 十分への路線図(台北駅〜瑞芳駅〜十分駅)

台北から行く場合は、瑞芳駅(ルイフォン)という駅で乗り換えが1回必要です。

乗り換えがあるというと、少し尻込みしてしまいますが、観光客が多いのであまり心配する必要はありません。

 

なお「瑞芳→十分」は1時間に1本しかないので、事前に時刻表を調べておくのが吉。

モバイルWifi等を持っていく予定のない方は、事前にTRAのサイトから時刻表をダウンロードしておきましょう。時刻表は「TRA時刻表ページ」を開き、「平溪/深澳線」のPDFをクリックすると、表示できます。

ネットが繋がるのであれば、Google mapで検索しちゃうのが一番楽です!

 

なんですが… 本数が少ない「瑞芳→十分」は、結構混む!!

あまりギリギリの乗り換え電車を選ぶと「瑞芳→十分」の電車(約30分)で座ることができず、それはそれで結構辛いです。

神経質になりすぎず、瑞芳駅でのんびり待つつもりでいくのがオススメです。瑞芳駅には、とっても小さいですがお土産やさんもありましたよ。

 

3. 十分までの切符の買い方

台北駅で切符を買う方法をご説明します。 私たちが乗るのは、TRA(台鐵)ですので、TRAの窓口へ向かいましょう。

窓口では「十分」という文字を見せれば問題なし!観光客も多いので、すぐに分かってくれます。

 

料金は、台北駅から瑞芳駅までは列車の種類によって変わります。日本で言うところの特急料金のようなものが追加されていくイメージですね。種類は次の6つ。

  1. 太魯閣:特急、全席指定席、要予約、悠遊カード不可、76元(約280円)
  2. 普悠瑪:特急、全席指定席、要予約、悠遊カード不可、76元(約280円)
  3. 自強:新快速、全席指定だが立ち乗り可、予約可、悠遊カード可、76元(約280円)
  4. 莒光:新快速、全席指定だが立ち乗り可、予約可、悠遊カード可、59元(約240円)
  5. 區間快:快速、全席自由席、予約不可、悠遊カード可、49元(約180円)
  6. 區間車:各駅停車、全席自由席、予約不可、悠遊カード可、49元(約180円)

 

値段もそんなに変わらないし、指定席が空いているなら確実に座れる1〜4がオススメです。特に土日休日は結構混み合うので、指定席だと安心です。

私は当日窓口でチケットを購入したのですが、「自強」に乗ることが出来たので、快適に座って瑞芳までいくことが出来ました!

 

上記は台北駅から瑞芳駅までの料金なので、これに瑞芳駅から十分駅までの20元(約70円)がプラスされます。瑞芳からの電車は1時間に1本だけ、すべて各駅停車になります。

合計で69〜96元(約240〜350円)ですね。激安!!

4. 十分に実際に行ってみて…

私が実際に十分へ行ってみた際に気づいた、移動時のポイントをまとめておきます。

4.1 駅弁が楽しい

桃園空港から台北までの移動に使うMRTでは飲食が禁止されていますが、台湾鉄道では飲食オッケー!!

いわゆる駅弁も売っているので、私も気合を入れて購入しました。改札内や車内では売っていないようだったので、欲しい方は改札に入る前に購入しましょう!

日本の駅弁のように色とりどりで種類豊富と言うわけではありませんが、甘辛い味付けは日本人ウケ間違いなし!卵もまるごと一個入っていて、ボリュームもしっかりでした。

 

ちなみに瑞芳から十分までは、車内がぎゅうぎゅうに混み合うのでお弁当どころではありません…。食べるなら台北駅から瑞芳駅の間(時間にして約50分)に食べちゃいましょう。

 

4.2 瑞芳駅の様子

乗り換えの瑞芳駅は、田舎感溢れる小さめの駅です。

瑞芳駅から、バスやタクシーで九分へ行くこともでき、駅前にはタクシーやバスの看板が沢山あるのが見えました。

ホーム内にはこじんまりとしたお土産やさんもあって、ちょっとした時間つぶしにちょうどよかったです。(買わなくてごめんね…笑)

ベンチもありますが、そこそこの人数がこの駅で同じ電車を待つことになるので、座れない場合もあります。絶対に座りたい方は、瑞芳駅に着いたらすぐに降りてベンチを確保しましょう!

4.3 帰りの電車はすごく混む…!

想定外だったのが、帰りの電車の混み具合。

私たちが十分を出たのは、少し遅めですっかり日が落ちてから。田舎ということもあり、ほとんどの人が暗くなる前に帰っていきました。

よし。ピークを越したな、と思っていたので、電車がやってくる直前にホームへ行ったのですが、め、め、め、めちゃくちゃ混んでいる…!!!!

 

日本の朝の通勤ラッシュ並みに混んでいます。もちろん座ることなんて出来ませんし、立っている人通しもぎゅうぎゅう。しっかり遊び倒した後だったので、結構疲れてしまいました。   座りたい方は、早めにホームで電車待ちすることをオススメします。

※引用させていただいた写真は、おそらく行きの車内。帰りはもっともっと混んでました…(><)

5. まとめ

十分はスカイランタンはもちろん、十分瀑布の滝、電気スクーター、カラフルなアイス、線路の上で写真撮影、人スレスレに通る電車など、ほんっとーに個性的でおもしろい場所でした。

電車も、他の観光客がいるので、そんなに迷うこともなく利用できます。ぜひこの記事を参考に、十分までの鉄道の旅を楽しんでみてください!

 

以上、乗り物大好きおしるこでした。