フランス

パリでスリに遭わないためにしておきたい事、実際に被害に遭った時にすべき事

みなさん、こんにちは。

パリへ旅行を計画するときに、どうしても気になってしまう事がありますよね。

そう、それは、パリは憧れの土地である一方、スリ被害といった軽犯罪が多発している地域だという事実。

知り合いの方がスリにあった話を聞くと、私自身は両替の時に、サラッと少額のお金をちょろまかされた位だったので、幸運な方だったんだな~。と今でも思っています。

ちなみにその時は、旅も終盤で疲れていたのと、言葉も不自由なのと、少額だった事もあり、もういいや。っという感じでその時はスルーしてしまいました…

っと、話が逸れましたが、

今回は、みなさんが友人のように被害に遭わないためにはどうしたらいいのか。そして、実際に遭った時に何をすべきなのかご紹介します。

ぜひ、パリへ旅行の際には読んでから出発してくださいね。

読むだけでも不安がなくなり、気持ちが楽になると思います!

1 代表的なパリのスリ手口とは

・地下鉄でのスリ
・地下鉄のチケット購入機でのスリ
・ブランド品代理購入
・偽警官
・エスカレータ降り口でのスリ
・偽署名活動のスリ
・置き引き

まずはパリで被害の多いスリの手口についてですが、集団で行われることが多いです。


集団で一気に観光客を囲い込み、立ち去ったかと思えばカバンから財布が消えているなんてことが多いそうです。

彼らがどのように財布を取っているかというと、集団で囲い込んでいろんな方向へ気をそらしているうちに、カバンに穴を開けたり、大胆にカバンに手を突っ込んだり、大胆にもズボンやコートのポケットに手を入れてくるケースもあります。

男性集団だと、そのまま集団で囲んできて抵抗できないまま気づいたら取られているケースが多く、現地の子供や女性集団だと、1人が道を聞いたり手がふさがっているので助けてと声をかけている間に、他の人たちが堂々と観光客のカバンに手を入れるケースが多いです。

また日本人は、優しいし、頼まれると断れない性格なので、その人の良さに漬け込んで狙われるそうです。

集団で迫ってくるので、女性だとほとんどが抵抗できず、結構力が強い集団も多いそうで、一度囲まれたらされるがまま状態になってしまいます。

集団でない場合ですと、肩にかけているだけのカバンや、少し目を離したスーツケースなどを持ち去るひったくり犯もいます。

あとは地下鉄から上がってくるエスカレーターの出口で待ち伏せしていることもあります。登りエスカレーターしかなく、囲まれても戻れないところを狙ってきます。

また治安の悪い地区には近づかないほうがいいです。スリだけでなく、薬を売っていたり売春現場になっているエリアもあります。

別のケースだと、アンケートや署名を頼んでくるものがあります。

アンケートの協力お願いしますと頼んできて、観光客がカバンや携帯に目を離したすきに盗みに入る手口です。

アンケート等に関しては、テラス席のあるカフェでも危険で、彼らはテーブルの上に財布や携帯を乗せたままにしている客を観察していて、その上に被せるようにしてアンケート用紙をおきます。

そして、用紙を回収するときに財布や携帯を一緒に持って行く手口だそうです。

くつろぎの場であるカフェでも、貴重品の出しっぱなしには気をつけましょう。

また時間帯は昼・夜関係なく昼間であっても堂々と行われています。



2 パリで実際に遭ったスリ被害の実例

私の友人が実際に遭った被害の例をご紹介します。

女性2人組でのパリ旅行中、人気観光地を観光し終わって街を歩いていた際に急に男性集団に囲まれて何もされることなく去っていったそうです。

しかし、彼らが去っていった瞬間カバンの中の荷物がドサっと地面へ落ち、よく見るとカバンのそこがカッターなどで切られていて、財布だけがなくなっていたそう。

取られていることにも気づかなかったので、もちろん抵抗もできず彼らが逃げた後にドサっと落ちたので追うこともできなかったそうです。

もちろん追えたとしても、海外の地で何をされるかわからない犯罪者たちを追うことも怖くてできないかとは思いますが。

また、動画サイトによく載っているのが混雑した電車内での被害映像。

普通の女子大学生らしき5名が混雑した電車内で犯行を行い、警察に捕まっている動画です。
犯罪者に見えない人でさえスリを行なっているので、十分に注意しておきましょう。

また、在フランス日本国大使館の公式ホームページにて実際に被害に遭われた日本人の肩から寄せられた手紙の内容が掲載されていますのでご参考になさってください。

在フランス日本国大使館の公式ホームページ

3 パリでスリを特に警戒すべき場所

スリへの対策として1番なのは、危険なエリアへは行かないこと。これが1番です。

3.1 パリでスリを特に警戒すべき区域

治安の悪い地区をまとめましたのでご覧ください。

治安が悪く十分な注意が必要。(ホテルはここで取らないで!)
・パリ北部:10区、18区、19区、20区

注意が必要
・9区、11区、12区、17区

人気観光地周辺では注意
・中心部:1区、2区、3区、4区、5区、6区、7区、8区

比較的安全
・パリ南部:13区、14区、15区、16区

北部には人気観光地「モンマルトルの丘」がありますが、観光地以外の細まった道やひと気のない場所には絶対に行かないでください。薬を売っていたり、売春している人が多いエリアです。

北部は全体的に治安が良くないので、「モンマルトルの丘」などの観光地でも十分に注意しながら観光しましょう。

セーヌ川より南は基本的に治安がいいです。

ホテルを選ぶ際もできるだけこのエリアで選べるとベストですが、少し値段が高いです。

値段が安いからといって安易にホテルは選ばない方がいいです。
なぜなら安いエリアは、物価が安い=治安が悪いエリアであることが多いです。

身の安全を守るためにも、少し値段が高くても安全な地区に宿泊しましょう。



3.2 パリでスリを特に警戒すべき現場

よくスリの現場をまとめましたのでご覧ください。

・観光地であるルーブル美術館などの観光客が集まるオペラ地区周辺
・凱旋門周辺
・エッフェル塔周辺

・混雑した地下鉄
・地下鉄(PERのB線)
・ATMでの出金中(暗証番号などを見られている)
・切符の購入中
・地下鉄改札口(真後ろにくっついて改札を入ろうとしてポケットに手を入れる)

4 パリのスリに対する対策(心構え編)

大変哀しい事でもありますし、大変心苦しく感じる方も多いとは思いますが、
以下の4つのポイントを心構えとしておきましょう。

・道端での他人への親切心は基本”しない”。
・道端での他人からの親切心は基本”ありえない”。
・安全な場所は基本”ない”と考えて行動する(=普段から気を付ける)
・安全な時間帯は基本”ない”と考えて行動する(=普段から気を付ける)

正直、ちょっと言いすぎなんじゃないの?

っと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、心構えとしてはこれ位の気持ちでいて下さい。

スリ被害の実例でも挙げたように、「優しさ」や「善意」に付け込んでくるタイプのスリがある事が事実なのです。また「不安」に付け込んでくるタイプや、計画的に狙ってくるタイプがいる事も認識しておきましょう。

5 パリのスリに対する対策(物理的な対策編)

5.1 パリのスリ対策(お金対策)

・貴重品は分散して持つ。
・大金を現金で持ち歩かない。
・極力、人前でお金の出し入れは控える。

大量の現金はもたず、お金は分散して持つようにしましょう。

ちなみに、お金を分散して持つというのは、お財布を2つに分けたり、バックの中とポケットに入れたりする。(私はいつも非常時用に靴底にもちょっとだけ入れていたりしますが…)

また、クレジットカードの場合は盗難補償が付きますが、現金の場合は残念ながら盗難補償が適用されないので、これらのことも考慮し、あまり現金は持ち歩かないようにしましょう。

5.2 パリのスリ対策(携帯対策)

・携帯(特にiphone!)は肌身から絶対離さない。
・カフェとかでも机の上に置いたりしない。

特にiphoneは高値でやり取りされるため、スリの格好の的になっています。

日本のカフェだとよく机の上に置きながら飲み物を飲んだりしていますが、
トンビの如く本当に目の前から携帯を綺麗に奪い取っていかれますので、ご注意下さい。



5.3 パリのスリ対策(服装/持ち物編)

・ガイドブックなどは極力人前でださない。
・ゆったりしたポケットが
・斜め掛けカバンにし、前の方にカバン本体が来るようにして持つ。
・カバンのチェックは必ず閉める。(開けっ放しにしない)

不特定多数の色んな人がいる場所では、あまりガイドブックとかを広げて見ない方がよいです。(スリ側の人に品定めされます。。)

また、女性は荷物を肩掛けカバンにせず必ず斜めにかけれるカバンにすること。
女性は力が弱いので引っ張られたらそのまま持って行かれてしまいます。

男性はよくお尻のポケットに財布や携帯を入れる癖があると思いますが、パリへ旅行に行く際は絶対にやめましょう。
面倒かもしれませんがカバンに入れて持ち歩くか、彼女のカバンへ入れてもらいましょう。

そして共通して注意すべきなのは、携帯などをコートのポケットに入れること。
冬場だとコートを着ると思いますが、寒いしそのまま使った携帯をよく入れがちですよね。しかし、口の大きいコートのポケットはスリ犯にとっては絶好の獲物になりやすいです。

それと最近の若者に多いのが、前にカバンがくるような布製の斜めがけのカバン。
胸の前に荷物が来るし安全かと思いますが、布製なのが弱点で、カッターなどですぐ切られてしまいます。

カバンの底はもちろんですが肩紐などはとても切りやすく、切った瞬間に持って行かれてしまいます。

もしそのようなカバンを持って行くようであれば、カバンを斜めにかけた上からコートを羽織るなどして背面を守りましょう。



6 パリのスリに対する対策(動画予習編)

パリ警視庁が作成した、スリ防止ビデオが綺麗にまとめられているのでこちらをご覧ください。

パリ警視庁が作成したHPでも、観光客向けの情報がまとまっていますので、飛行機の中ででもご確認下さい。

7 パリのスリに対する対策(危ないと感じたら編)

・実際に被害にあう直前だったとしても、気がついたら大きな声を出す。
・無理に追いかけたりせず、暴力行為に発展しそうな抵抗はしない。

スリをやる人達も捕まりたくないので、基本注目されることを嫌います。

この為、危ないと思った時に、一緒にいる人(友人とか)に向かって大きな声で話かけたり(HEY!おしるこ!等)すると、スリ側が警戒して離れていってくれます。

ちなみに、フランス語でスリは「Pickpocket(ピッポケッ)」、止めて!は「Arrête(アへットゥ)」 と言います。

スリに遭うだけでも何も楽しくはありませんが、殴られたり、更に恐ろしい事になったらもう最悪としか言いようがありません。相手も目的はお金だけなので、変な抵抗をされなければ最小限の被害だけですが、二次災害を防ぐためにも不慣れな土地での不慣れな行動は辞めておきましょう。

正直、運よく無傷で捕まえたとしても、彼らは少額の罰金さえ払えばまたすぐに出てきてしまうのです。



8 万が一、パリのスリに出会ってしまったら

・まず気持ちを落ち着かせましょう。
・日本大使館に連絡する。(パスポートも盗まれた場合)
・近くの警察署に行って、盗難届を出す。
・クレジットカード会社に連絡する。

兎にも角にも、まずは一旦気持ちを落ち着かせましょう。

落ち着いたら、何を盗まれたかを確認しましょう。

一番最初にパスポートがあるかをまずは確認しましょう。

既に緊急事態ではある事には変わりありませんが、お金やクレジットカードは盗まれてもせいぜい悪用されるだけですし、クレジットカードも後から手続きをすれば不正利用分の支払いが発生するわけでもありません。

ですが、パスポートだけは違います。あなたが日本人である事の身分証明書だからです。
(この状態だと、”自称”日本人でしかないのです。

なので、一番最初に在フランス日本国大使館に連絡をしましょう。(ただし、休館日もあるので、その時は警察署に行きましょう。)

在フランス日本国大使館

また、パスポート発行手続きのため大使館へ行きたいが、お金がなくて大使館へ行けない際は交番で作成した書面を駅の駅員さんに見せると乗せてくれることが多いそうですのでご安心ください。

パリ警察署リストは下記をご参照下さい。

第 01 区 Commissariat Central 45,Place du Marche St-Honore 電話:01.
40.20.19.00
第 02 区 Commissariat Central 18,rue du Croissant 電話:01.44.88.18.00
第 03 区 Commissariat Central 4bis,rue aux Ours 電話:01.42.76.13.00
第 04 区 Commissariat Central 27,boulevard Bourdon 電話:01.40.29.22.00
第 05 区
第 06 区
Commissariat Central 4,rue de la Montagne Ste-Genevieve
05 区と 06 区の中央警察は 05 区の庁舎に統合
電話:01.44.41.51.00
第 07 区 Commissariat Central 9,rue Fabert 電話:01.44.18.69.07
第 08 区 Commissariat Central 1,avenue du General Eisenhower 電話:01.53.76.60.00
第 09 区 Commissariat Central 14 bis,rue Chauchat 電話:01.44.83.80.80
第 10 区 Commissariat Central 26,rue Louis Blanc 電話:01.53.19.43.10
第 11 区 Commissariat Central 12-14,passage Charles Dallery 電話:01.53.36.25.00
第 12 区 Commissariat Central 80,avenue Daumesnil 電話:01.44.87.50.12
第 13 区 Commissariat Central 144, boulevard de l’ Hopital 電話:01.40.79.05.05
第 14 区 Commissariat Central 112-116,avenue du Maine 電話:01.53.74.16.01
第 15 区 Commissariat Central 250,rue de Vaugirard 電話:01.53.68.81.00
第 16 区 Commissariat Central 2, rue Serge Prokofiev 電話:01.55.74.50.00
第 17 区 Commissariat Central 19-21,rue Truffaut 電話:01.44.90.37.17
第 18 区 Commissariat Central 79-81,rue de Clignancourt 電話:01.53.41.50.00
第 19 区 Commissariat Central 3-5,rue Erik Satie 電話:01.55.56.58.00
第 20 区 Commissariat Central 3-7, rue des Gâtines 電話:01.44.62.48.01

9 まとめ

あまり考えたくもありませんが、スリへの対策は逆の立場に立って考えるとしっくりします。

自分が草原にいる1匹の草食動物で、スリが肉食動物と仮定すると、当然ながら肉食動物は簡単に捕まえられそうな動物からターゲットとして目をつけます。なのでまず自分がターゲットにならないために『用心しているぞオーラ』を出して隙を見せないことが肝心なのです。

パリへの旅行は不安が多く、このサイトにたどり着かれた方が多いとは思いますが、少しでも不安の解消になり、パリ旅行を楽しんでいただければと思います。

旅行中に被害に遭わないように注意をすることも必要ですが、パリの景観を楽しむ余裕も持ち合わせるのも1つのアドバイスです。(気疲れしちゃいますもんね…)