タイ

ワットアルンを眺められるレストラン4店&クルーズディナーと秘密スポット

ワットアルンとは、東南アジアの代表的な国・タイの首都バンコクにある有名な寺院で、観光名所にもなっています。

チャオプラヤー川沿いにあるとても美しい寺院で、そのシルエットがタイを象徴するものとなっています。「暁の寺」とも呼ばれ、三島由紀夫の小説の舞台になったことでも有名です。

「暁の寺」の名にふさわしく、特に日が落ちるにつれワットアルンはその美しさを増し、川沿いに美しく佇みます。

今回はそんなワットアルンを眺めながら食事を楽しめるレストランについてご紹介します。

※ご紹介するタイバーツ料金は、3.5をかけると日本円の大体の値段がわかります。
例)100バーツ→100×3.5=約350円

1 川沿いに佇む寺院・ワットアルン

1.1 ワットアルンを眺めながら食事を楽しもう!

チャオプラヤー川沿いに佇むワットアルンが「暁の寺」と呼ばれるようになったのは、その昔、タイのアユタヤ王朝の士官であったタクシン氏が、ビルマに攻められるアユタヤから逃れて来た際に、朝日で暁色に染まっているワットアルンにたどり着いたことに由来する、という説があります。

現在のワットアルンは修復工事を経て、白く美しい寺院となっています。ワットアルンの外壁は陶器の破片がはめ込まれており、それが光によって色鮮やかに輝きます。

昼間の白く輝くワットアルンももちろん美しいのですが、夜にライトアップされたその姿がさらに幻想的と言われています。

連日、多くの観光客がワットアルン対岸にあるレストランからワットアルンを眺めながら食事を楽しんでいます。

1.2 ワットアルンのライトアップ

「暁の寺」ワットアルンは、夕方から夜にかけてライトアップされることでも有名です。ライトアップされたワットアルンは昼間とはまた違う表情を見せ、ロマンチックかつどこか古き良きタイの雰囲気を感じることが出来るような佇まいです。

ワットアルンのライトアップ時間は、日没からスタートするため時期によって異なりますが、大体は

・18:00〜21:00

の時間帯になります。

<参考・タイの日没平均日没時間>

1月/18:00
2月/18:15
3月〜5月/18:30
6月〜8月/18:45
9月/18:30
10月/18:00
11月〜12月/17:45

2 ワットアルンが見える川沿いのおすすめレストラン

2.1 The Deck(ザ・デッキ)

【出典:公式HP

ザ・デッキはワットアルンの夜景が見えるレストランとしてとても有名で、ワットアルンの対岸にあるホテル「Arun Residence(アルンレジデンス)」の中にあります。夜景だけではなく、ランチも楽しむことができます。もう一つのバンコクの有名な観光スポットであるワットポーもすぐ近くにあります。

<料理の種類>
タイ料理・西洋料理

<おすすめ料理>
・大エビ入りパッタイ
・シーフードの黒胡椒炒め(ごはん付き)
 ※日本語メニューあり

<値段>
1品200バーツ前後〜
1人予算:1000バーツ〜2000バーツ

<営業時間>
月曜〜木曜:11:00〜22:00
金曜〜日曜:11:00〜23:00

<予約>
夜景を見る時間であれば予約をしておくのがおすすめです。
一ヶ月前からの予約が可能です。

【出典:公式HP

予約:グルヤク

公式HP:The Deck(ザ・デッキ)

2.2 Bitter Deck Restaurant(ビター・デッキ・レストラン)

【出典:公式HP

ビター・デッキ・レストランは、「ザ・デッキ」の姉妹店としても知られており、こちらもチャオプラヤー川を挟んでワットアルン真正面に見える、ロケーション抜群のレストランです。「Sala Arun Hotel(サラ・アルン・ホテル)の中にあり、オープンエアーの開放的なテーブル席が人気です。

<料理の種類>
アジアン、フレンチ、イタリアン、タイ料理
ベジタリアンメニューもあります。

<おすすめ料理>
・揚げ春巻き
・脱皮したカニの揚げ物

<値段>
1品200バーツ前後〜
1人予算:1000バーツ〜2000バーツ

<営業時間>
8:00〜22:00
不定休

<予約>
夜景を見る時間は予約必須です。
ディナーの予約は【17:00〜19:00/19:00〜20:30】の二部制になっています。
※ランチは予約を受け付けていないそうです。

予約:グルヤク

公式HP:Bitter Deck Restaurant(ビター・デッキ・レストラン)The Deck(ザ・デッキ)

2.3 EATERY AND BAR(イータリー・アンド・バー)

【出典:公式HP

イータリー・アンド・バーはホテル「Sala Rattanakosin」の中にあります。タイの新聞で「トップ・レストラン・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれたこともある名店で、観光客はもちろん地元の人々にも愛されています。高級感のある店内で屋上のテラスからワットアルンを眺めることができ、お値段は少し高めですが、特別な思い出に残る夜を大切な方と過ごすのにおすすめのお店です。

<料理の種類>
タイ料理
タイ風にアレンジされた西洋料理

<おすすめ料理>
・シーフード料理全般
・もち米マンゴーなどタイのスウィーツ

<値段>
朝ご飯:250バーツ前後〜
ランチ:300バーツ前後〜
ディナー:300バーツ前後〜
カクテル一杯:250バーツ前後〜

<営業時間>
朝ご飯:7:00〜10:30
ランチ:11:00〜16:30
ディナー:17:30〜23:00(ラストオーダーは22:00)

<予約>
夜景を見る時間は予約必須です。
ディナーの予約は【17:30〜20:00/20:30〜23:00】の二部制になっています。

予約:グルヤク

公式HP:EATERY AND BAR(イータリー・アンド・バー)

2.4 Mango Tree On The River (マンゴー・ツリー・オン・ザ・リバー)

【出典:facebook

こちらの「マンゴー・ツリー」日本で行かれたことがある方も多いのではないでしょうか。日本でもタイ料理好きな方にはお馴染みの「マンゴー・ツリー」がチャオプラヤー川のリバーサイドにもオープンしています。

このレストランは、上記でご紹介したレストランに比べるとややワットアルンは遠目の眺めになりますが、その分、ワットアルンはじめバンコクを象徴するチャオプラヤー川沿いの景色を比較的静かな空間でリラックスしながら楽しむことが出来ます。賑やかな環境が好きな方向けにも屋外席のあるバーが用意されており、音楽を聴きながらクラフトビールを楽しむことも出来ます。

<料理の種類>
タイ料理(辛すぎないので日本人も食べやすいといわれています。)

<おすすめ料理>
・ソムタム(パパイヤサラダ)
・トムヤムクン
 ※日本語メニューあり

<値段>
ドリンク:110バーツ前後〜
一品:150バーツ前後〜
コース:1190バーツ〜

<営業時間>
11:30〜24:00

<予約>
夜景を見る時間は予約をおすすめします。

予約:グルヤク

公式HP:Mango Tree On The River (マンゴー・ツリー・オン・ザ・リバー)EATERY AND BAR(イータリー・アンド・バー)

3 ワットアルンを巡るチャオプラヤー川ディナークルーズ

ワットアルン対岸のレストランももちろん素敵ですが、ワットアルンの他にもワットプラケオなど他の寺院やバンコクの景色を楽しめる欲張りなディナークルーズもおすすめです。

コンパクトながらも優雅なクルーズ船でチャオプラヤー川をゆったりと眺めながら、美しい夕焼けや煌びやかな夜景、そして美味しい料理を堪能することが出来ます。

また、船内でタイ舞踊を観たり、タイの伝統音楽のライブ演奏を聴くことも出来ます。

日本語ガイド付きでワットアルンなど寺院の知識も学びながら夜景を満喫できます。

<料理の種類>
タイ料理

<おすすめ料理>
・大きなエビ

<値段>
1人7400円前後〜(シーズンにより変動あり)

<ディナークルーズのスケジュール>
19:00:出航
 ※BTS(バンコクスカイトレイン)サパーンタクシン駅からタクシーで船着場まで行きます。
19:30頃:ワットアルンなどを眺めながら美味しいディナー
21:00:クルーズ終了

<予約>
ディナークルーズの予約はこちらのサイトから出来ます。

4 ワットアルン対岸にあるNagaraphirom Park(ナガラピロム公園)

ナガラピロム公園は、なんと目の前にチャオプラヤー川があり、その向かいにワットアルンを眺めることのできる最高のロケーションの公園です。

バンコクには公園がいくつもありますが、その中でも比較的新しい公園でとても綺麗です。日中には日光浴をしている人の姿も目にします。

ワットポー、ワットプラケオからも徒歩10分程度で行くことができ、もちろんワットアルンの夜のライトアップを見ることも出来ます。

観光客が少なめの穴場スポットです。

<料理の種類><おすすめ料理>
ナガピロム公園の周辺には時間によっては屋台が出ていたり、おしゃれなカフェもあるのでぜひ探検してみてください!

<値段>
公園なので無料です!

<営業時間>
5:00〜21:00

5 レストランでの注意点

ワットアルンを眺めながら食事が出来るレストランは、お洒落で素敵な場所が多いです。特に、ホテル内にある場所やバーと併設されているところでは服装にも最低限の注意をしましょう。

基本的にスマートカジュアルな服装を心掛けておくことをおすすめします。

<スマートカジュアル・NGな服装>

・スポーツウェア(ユニフォームなど)
・ビーチサンダルやスリッパ
・(男性のみ)ノースリーブや短パン

まとめ

タイでよく利用する硬貨・10バーツにも描かれている「暁の寺」ワットアルン。

タイの人々にとっても、世界から見ても、タイの象徴であるその美しい寺院は、日中は太陽の光の中で白く色鮮やかに光り輝き、夕焼けや夜の闇の中では金色に眩しく照らし出されます。その光景は多くの人を虜にして止みません。

チャオプラヤー川に佇むワットアルンだからこそ、川沿いのレストランでその美しい姿を眺めながら、そしてタイの歴史や風を感じながら、思い出に残る食事を堪能してみてください。